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第369話

Author: 小円満
小児病院。

車が止まるやいなや、私は沙耶香の手を引いて、そのまま急いで病院の中へ駆け込んだ。

救急外来の廊下では、春代が落ち着かない様子で行ったり来たりしていた。

私の姿を見ると、まるで助けを見つけたように駆け寄ってきた。「奥様、やっと来てくださいました!先生が、子どもの状態が危ないから、手術には親族のサインが必要だって……早く先生の診察室へ行って署名してください!」

私は沙耶香を廊下の長椅子に座らせ、「どこにも行かないで待ってて」と言い聞かせると、すぐに医者の診察室へ走った。

身分を説明したばかりだというのに、医者はカルテを指さしながら、いきなり厳しい口調で言った。「あなたが保護者ですか?どうして今になって来るんです!子どもは昨夜から高熱を出していたんですよ。どうしてすぐ病院に連れて来なかったんですか?もう痙攣も起きていますし、さっきはてんかん発作も何度も起こしました!

カルテを見ましたが、この子はつい最近、脳の手術を受けたばかりでしょう。こんな大事な回復期なのに、どうしてここまで放っておけるんです?子どもの命を本当に大事に思っているんですか?」

思っていたより、はるか
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