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第 37 話

Auteur: 柏璇
彩乃は感謝してもしきれない思いだった。

わずか四時間半で、彩乃は重要情報を二枚の紙に整理して並べた。

「こんなに早いのか?」和真は驚き、紙を受け取って目を通した。

「少し話せるか?」

「どうぞ」

二人は和真の部屋のソファに腰を下ろし、彩乃が口を開いた。

「もし実情が私の分析どおりなら、蒼司と比べてあなたには勝ち目がありません」

和真は顔を上げ、「出鼻をくじくつもりか?」と苦笑する。

彩乃は口元をわずかに上げた。

「私が取りに行きます」

和真は眉をぴくりと動かした。

「どうやって? 蒼司の手から奪うってことか?」

「まだプロジェクトは確定していません。なのでまだ彼のものでもありません」

彩乃の瞳
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