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第114話

Autor: 春さがそう
【デザインコンペティション、金賞受賞者、桐谷光莉】

そこには登録番号と受賞年、そして著名なトップデザイナーである審査員の直筆サインまで記されていた。

ファンたちは知っていた。

桐谷光莉の人生で最も権威のある賞がこれであること、そしてこのメダルは、かつてネット上で光莉本人が公開したことがあるものだ。

その瞬間、彼らは全員呆然とした。

誰かが半信半疑に声を上げた。

「な、なんであなたが光莉さんのメダルを?まさか、あなたが本物の光莉さんなんですか?」

美琴の顔が一瞬で蒼白になった。

光莉は唇の端を吊り上げ、すべてのファンを見回した。

「私は、あなたたちならこの女が偽物だと見抜いてくれると思っていた。何しろ、あなたたちの多くは二年前、私のファンミーティングに参加してくれたのだから。私とこの女の声は、天と地ほどの差があるでしょう」

ファンたちは次々と衝撃を受けた。

「思い出した!この女、光莉さんと声が違う!あの時、どうして声が変わったんだろうって不思議に思ってたけど、偽物だったのか!」

「どうりでここ二年の作品のレベルがどんどん落ちてたわけだ。本物の光莉さんは、そもそも復
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