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【第78話】頼もしい力

Author: 櫻恭史郎
last update publish date: 2026-09-22 18:10:11

 自分の腹の上に重ねられた、大きくあたたかい手に、セラはそっと自分の細い指先を重ねた。

 ジェイドが注ぎ込んだもの——。

 言葉にしようとすると途端に頬が熱くなってしまうような行為の結果が、今もセラの内側にとどまり、彼の魔力を宿しているということだろうか。

 だからこそ、離れた場所にいても自分の危機を察知して駆けつけてくれた。

 セラはあたたかな気持ちになった。

 多忙な日々のあいだにも、ジェイドは数日とおかずセラの部屋を訪れていた。どれほど公務が立て込んでいても、セラのもとへ足を運び、深く抱きしめてくれる。

 ベッドの上で行われる男女の触れ合いは、セラの心を満たしてくれる、確かなあたたかさに満ちていた。心地よさと、安らぎがあり、切ない気持ちまで感じる。お互いを求めあう、素敵な行為だ。

 その結

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