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52.待ち合わせ

last update Date de publication: 2025-11-14 19:33:55

美月side

「まさか食事だなんて……ゆっくり話す機会が出来るなんて夢みたい。本当に私と?」

ふわふわと浮足立った思いで電車に乗っていた。窓から見える景色はきらきらと煌めいていて、初めて世羅と出会った日の夜のことを彷彿とさせる。あの夜、彼と話をして、朝まで語り合って優しさに触れたことで、私の人生は変わった。

(あの時は、全てが真っ暗で、街の煌めきさえもやかましくて自暴自棄になっていたな。ひっそりと一人になりたくて行った店で世羅と出逢って、一人になるどころか、もう一度会いたいと思うだなんて……)

裏通り

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