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22話

Author: 籘裏美馬
last update publish date: 2025-12-13 17:29:41

パタパタ、と雨が硝子を打つ音が強くなり、私はぎょっとしてテーブルに突っ伏していた顔を上げた。

「えっ、嘘でしょ……?今日って雨予報が出てたっけ……?」

天気予報は、晴れだった。

だから、今日は傘を持ってきていない。

お天気雨でも無さそうで、私は途方に暮れてしまう。

このカフェは、路地裏にあるから近くにコンビニは無い。

1番近いコンビニも、歩いて10分程の距離にある。

走っても5分くらいはかかるだろうから、今の雨の降り方だとびしょ濡れになってしまう。

夏だったら多少濡れるくらい大丈夫だけど、今は冬だ。

長い時間雨に濡れたら、風邪を引いてしまう。

それに──。

「奏斗も、傘なんて持ってなかったはず……。大丈夫かな」

奏斗の体調が心配になってしまう。

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