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第 253 話

作者: 江上開花
菜実は何気ないふりをして言った。「碧唯ちゃんに会うのも久しぶりですね。あの子は本当に可愛いですよね」

言いながら亜夕美の反応を窺ったが、亜夕美は窓の外を見ているだけで、何も答えなかった。

その時、亜夕美の携帯が鳴った。聡史からのメッセージで、資金が入金されたので確認するようにとのことだった。

聡史からのメッセージが届くと同時に、口座に億五千万円が振り込まれた通知が来た。

亜夕美はその数字を見て、言いようのない複雑な気持ちになった。心の中は、まるで絡み合った糸玉のようにごちゃごちゃしていた。

しばらくして、彼女は聡史に、他に闇レースがないか探すように頼んだ。賞金が高いものなら、全て参加する。

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