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第 308 話

Author: 江上開花
飾り棚の上には、装飾用の花瓶や観葉植物が並べられていた。

奥には休憩エリアがあり、床から天井までの窓の前に重厚な茶卓が置かれている。

静樹は今、その茶卓のそばに座り、指先でテーブルの上の蘭を弄んでいた。

陽太は向かい側でお茶を淹れていた。

小野は広大なオフィスの中に立ち尽くし、飾り棚越しに不安げに声をかけた。「佐武社長」

静樹は、聞こえていないかのように振る舞った。

代わりに陽太が小野を一瞥し、口を開いた。「小野社長がどうしても社長にお会いしたいとのことですが、何かご用件でしょうか?」

「とんでもございません」小野は背中に冷や汗を流しながら、慌てて用件を説明した。一つは晴子との関係を断ち切るこ
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