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第 440 話

Auteur: 江上開花
それは、あからさまな独占権の誇示だった。

将臣はその写真と薔薇を、穴が開くほど見つめていた。

最後に、彼は縋るような思いで尋ねた。「その花は、彼女から?」

将臣は名前を口にすることすらできなかった。静樹は答えなかった。敗者に答える義務などないからだ。

静樹は肘掛けに手を組み、ゆったりと背もたれに身を預けた。その口元に浮かんだ淡い笑みが、彼の勝利を物語っていた。「さて、これからの辰川グループの未来について話をしましょうか」

将臣の瞳が、絶望に大きく揺れた。

――

「次、いつ会えるの?」

新堂家では、安恵嘉が亜夕美の手を握り、離そうとしなかった。

亜夕美は根気強く、仕事があること、時間ができたらす
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