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第 585 話

Auteur: 江上開花
静樹が駐車場に到着した時、彼の目に最初に飛び込んできたのは、亜夕美と半弥が談笑しながら並んで歩いてくる姿だった。

あまりにも睦まじいその光景に、静樹は胸が締め付けられた。

亜夕美と半弥が自分の車の前で立ち話をしている間、静樹はこう考えていた。もし亜夕美がこのまま半弥の車に乗り込んで去っていくなら、半弥をこの世から抹殺し、亜夕美をどこかへ閉じ込めてしまおう。亜夕美の瞳には、もう自分しか映らないようにしてやる、と。

最悪のシナリオばかりが頭の中を駆け巡り、静樹の理性をズタズタに引き裂こうとしていた。

だが次の瞬間、亜夕美は半弥の誘いを断った。

胸の奥底で燃え盛っていた怒りの炎が、一陣の風に吹き飛ば
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