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第338話

作者: 一燈月
雪に覆われた白銀の山脈。

空を舞う雪の中、果てしなく続く石段の上に、現地民族の衣装を纏った二つの人影が立っていた。

深紅の衣装を身に纏った小夜と、鮮やかな黄色の衣装を着た航だ。

二人は新しく厚手の民族衣装に着替え、ニット帽を被り、車を飛ばしてここまでやって来たのだ。

道中で休息をとったおかげで、気力は充実していた。

「行くぞ」

航が先に石段を一歩踏み出し、自信に満ちた笑顔を見せた。

「ええ、行きましょう」

小夜も微笑んで応えた。

季節は四月だが、万年雪に覆われたこの高原の雪山では、依然として雪が舞っている。二人は舞い散る雪を浴びながら、石段を一歩一歩登っていった。

石段の尽きるところに、寺院がある。

最終的に選んだのは、「陽光の都」に林立する数多の寺院ではなく、雪山の深奥に隠されたこの寺院だった。

一目見た時から、ここに来たいと思っていたのだ。

最初は、旅の途中で出会った面白い出来事などを語り合い、笑い合っていた二人だったが、次第に口数は少なくなっていった。

車で徐々に高度を上げてきたおかげでまた高山病にはならなかったが、露出した肌に吹き付ける寒風は刺すよう
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コメント (1)
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もちむぎ玄米
小夜と航の2人旅にもいよいよ終わりが… 航も良い意味で大きく変わったなぁ〜と… 大人になった?と言うか?良いやつになった!めっちゃ!イイ男になった〜!笑 小夜と想定外の逃走劇の様な旅が始まり、その旅の道中、航も様々な体験をして命がけの体験もした! そのヤバい危機を乗り越えたことは、彼にとってより良い経験となり、彼自身が人として人間としてひと回り大きく成長したようで何よりだ。 さぁ!小夜!新たな人生に向かって歩み出す為に、魂が求める本当の幸せを掴む為にも過去と決着をつけよう! 地獄のような過去とキッパリとケリをつけて、圭介との全ての過去と決別を!! がんばれ!小夜!ファイト!p(^_^)q
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