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第1247話

مؤلف: かおる
「手を汚さずに、漁夫の利だけ取れるなら――そのほうがずっといいだろ?」

もちろん、仁志には他にも計算があるのかもしれない。それは雅人ですら読み切れない部分だった。

雅人は謙信を見て、改めて聞く。「なあ。お前、溝口さんがなんでそこまで星野さんを助けるのか、分かるか?」

謙信は少し考えてから答えた。「……償い、じゃねえの?」

星がここまで来られたのは、昔、仁志が清子を助けた件が絡んでいる。それは二人の間に横たわる、いつ爆発してもおかしくない時限爆弾でもあった。

その答えに、雅人は少し意外そうな顔をする。「てっきりお前、星野さんが白い月光だからって言うと思った」

謙信は権謀術数は苦手だが、感情の機微を読む目は鋭い。彼は小さく笑った。

「溝口さんが星野さんを好きなのは、白い月光だからじゃない。星野さん自身だ。

仮に星野さんが、あの裏庭でヴァイオリン弾いてた人じゃなかったとしても、結局、溝口さんは好きになってたと思う」

仁志は一目惚れじゃない。面白半分で近づいて、時間をかけて関わって、知っていくうちに惹かれた。

謙信は続ける。「裏庭の人が、少し特別だったのは確かだ。でも、それ
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