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第1887話

مؤلف: かおる
雅人は仁志に電話をかけ、朝陽がひとまず命の危機を脱したことを伝えた。

「ただ、顔の半分は完全に潰れました。今後、葛西グループに戻れたとしても、表に出るのは難しいでしょう。裏方に回るしかありません」

そこまで言ってから、雅人は探るように尋ねる。

「仁志さん。朝陽を解放しますか?」

一族の当主を長期間拘束しておくのは、さすがにまずい。

仁志の声は、水のように澄んでいた。

「葛西家は医学の家系だ。たとえ顔の半分が潰れても、葛西家の医術なら治す手立てがあるだろう」

淡々と続ける。

「もう少し待て。二度と元に戻せなくなってからでいい」

雅人は数秒沈黙し、やがて答えた。

「承知しました」

電話を切ったあと、仁志は裏庭へ星を捜しに向かった。

そのとき、細く華奢な影が彼の前に現れる。

仁志はちらりと彼女を見て、淡々と言った。

「明日香。安静にしていなくていいのか。こんなところで何を?」

明日香は彼を睨みつけた。

瞳の奥には、抑えきれない憎しみが滲んでいる。

それなのに、赤い唇には柔らかな笑みが浮かんでいた。

「そんなに私が憎いなら、どうして直接殺さないの?」

仁志
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