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第2152話

Author: かおる
怜央の目が一段と暗くなった。「溝口さんはL国に来て日が浅いと聞いたが、ずいぶんと詳しいな」

仁志は淡く笑った。「仕方ないよ。司馬さんが当時あまりにも派手にやっていたから、隠す素振りもなかった。この界隈で誰に聞いても、司馬さんが明日香にしたことの二つ三つは数えられる。

明日香が結婚して子供がいても、いまだに多くの客が彼女への深い情を語り草にしている。知りたくなくても耳に入ってくるんだ」

仁志の言葉は間違いではなかった。数年経っても、明日香がいる場では、かつていかに多くの者から求愛されたかが話題になる。

その中でも怜央は、最も情深い追求者だった。

怜央は表情を変えず言った。「明日香は俺の元カノじゃない。ただの普通の友人で、付き合ったことは一度もない。

溝口さんほどの当主なら、噂がいかに当てにならないか分かっているはずだ。

いつからそんな、井戸端会議みたいに人の話をそのまま信じるようになったんだよ?」

仁志は軽く笑い、気を悪くした様子もなかった。

「でも、俺が聞いた話では、司馬さんはかつて明日香に3%の株式を手切れ金として譲渡したそうだね。

付き合っていなかったのなら、な
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