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第445話

Author: かおる
星の返答は、雅臣にとって予想外だった。

瞳にかすかな動揺が走るが、すぐにいつもの冷静さを取り戻す。

「星......お前は人の性に賭けている。

だがもし俺が、本気で代償を払わせると決めたら?

人の性ほど、危ういものはない」

星は静かに言い放つ。

「あなたは清子のために離婚すら選んだ。

私に二百億を渡すこともできた。

たかが私を少し傷つけた程度のこと、あなたにとって何の意味があるの?」

唇に淡い笑みを浮かべる。

「そうね、人の性を賭けの材料にするべきじゃない。

でも私が賭けているのは、あなたの罪悪感なんかじゃない。

――清子への感情よ。

私にスタジオを渡させ、彼女に曲を作らせようとしたのも、結局はその性に賭けていたんじゃない?

あなたが永遠に勝ち続けることなんて、あり得ないの」

雅臣は人心を操ることに長けている。

だが彼には資産も立場もあり、負けても大した痛手ではない。

一方で彼女は、わずかな差で命取りになる。

それでも、星は恐れなかった。

人生そのものが賭けだ。

負けを恐れる者は、永遠に勝てない。

今まで散々苦汁をなめさせられた分、今回は彼にそ
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