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第52話

Author: かおる
雅臣はわずかに身を震わせた。

目の前の彼女は以前とはどこか違う気がした。

まさか、本気で離婚するつもりなのか?

だが考える暇もなくまた電話が鳴った。

雅臣は星を気にかける余裕もなく険しい顔のまま足早に去っていった。

そのころ、街頭の大画面には「星野星が故意に車をぶつけた」とされる映像が流れていた。

しかしその映像は真相をありのままに映し出していた。

ぶつけたのは星ではなく、清子の車の方だった。

彼女の車が自ら星の車に向かって突っ込んでいたのだ。

最初にその映像を見た通行人たちは、戸惑いながら口にする。

「何これ?誰かがわざと車ぶつけたのに、処分されてないの?」

「うそでしょ、全然減速してないじゃん。これ、未遂でも殺人と変わらないでしょ?」

「ブレーキとアクセル間違えたってレベルじゃないわ。真っ直ぐ突っ込んでるし、どう見ても故意じゃない」

続いて流れたのは、清子が「星野星にいじめられた」と泣きながら訴える動画の完全版だった。

映像の中で彼女はいかにも無垢そうな顔でこう語る――

「このブレスレット、本来なら神谷家に嫁いだ方へと、代々伝わる宝物よ」

星はたとえ
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遥香
凄い勢い!がんばれ!
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