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第 451 話

Author: 水原信
州平が知らなかったことを、健太は知っていた。

海咲は確かに、誰にも話したことがなかった。

健太のあの一言は、彼女の心に刺さった。ほんの少しでも気にかけてくれていたら、きっと自分の目に映っている人物が誰なのか、気づいてくれたはずだった。

気にしてくれなかったから、知らなかった。

それはつまり、州平が自分のことを見ていなかった、という証でもあった。

彼女は苦しかった。

今も、変わらず苦しかった。

健太の胸は締めつけられるように痛んだ。彼はこれまで、海咲がこんなにも辛そうに泣く姿を見たことがなかった。ただ婚姻届受理証明書書を破られただけで、こんなにも傷ついていた。

何か暴力を受けたわけではなかった。
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YOKO
浅はかな助言。所詮他人事だからなんでも言えるんだよー。
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