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第 182 話

last update Date de publication: 2026-09-17 11:45:44
レオンハルトは、しばらくクラリスを見ていた。

やがて、短く言った。

「分かった。ただし、今日はここまでだ」

「殿下」

「今、この資料を全部読む必要はない。証拠保全が先だ。内容確認は、オスカーを入れて明日行う」

イリスがすぐ頷く。

「賛成でございます」

「でも」

「クラリス」

レオンハルトの声が低くなった。

「君自身が関わる資料だ。疲れた頭で読むと、自分を責める方向へ行く」

その言葉は、痛いほど正しかった。

クラリスは黙った。

自分を責める。

たぶん、そうする。

補佐人員費が出ていたなら、なぜ自分は補佐を求めなかったのか。

教材費が抜かれていたなら、なぜ自分は不足を疑わなかっ
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