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第 37 話

last update publish date: 2026-08-14 12:51:40
クラリスは少し考えた。

「加えて、王太子殿下の公的発言文の確認が含まれるのであれば、必ず事前提出期限を設けてくださいませ」

オスカーが小さく頷く。

「それは必要です。前夜に全文差し替えは、書記官室が死にます」

マルタが静かに言う。

「死んでは困ります」

「はい。生きます」

国王は苦笑しかけて、すぐ真顔に戻った。

「発言文の確認は含める。ただし、提出期限を過ぎたものは原則対応外とする」

クラリスは、思わず国王を見た。

対応外。

王太子の原稿に対して、その言葉が使われる日が来るとは思わなかった。

レオンハルトが淡々と補足する。

「兄上が締切を守ればよいだけで
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