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第591話

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プライベートジェットが雲を突き抜け、長いフライトを終えてついに首都に降り立った。

その時、首都はすでに夕暮れに近づいていた。

飛行機が着陸するや否や、湊は休む間もなく、そのまま病院へ直行した。

苦労して静奈の病室を見つけ出す。

ドアをノックする暇さえ惜しみ、高級時計をはめた骨ばった手が、直接ドアを押し開けた。

病室内の光は柔らかかった。

静奈はベッドに横たわり、ちょうど眠りに落ちたところのようだった。

彼女の顔色は依然として少し蒼白で、長い睫毛が目の下に影を落とし、細い片手が布団の上に置かれている。手の甲に刺さった点滴の針とテープが痛々しく、布団の下の体は異常なほど薄く見えた。

その姿を見た瞬間、湊の目に渦巻く心痛と後から込み上げる恐怖が、今にも溢れ出しそうになった。

彼の出現はあまりにも唐突で、そのオーラはあまりにも攻撃的だった。病室の空気が一瞬で凍りついたかのようだった。

謙はほとんど本能的にベッドサイドの椅子から立ち上がり、さりげなく半歩前に出て、ベッドとドアの間に立ちはだかった。ベッドに向かって真っ直ぐに放たれる湊の視線を遮り、絶妙な庇護の姿勢をとる。

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