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第761話

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静奈が目を開けると、興奮で顔を紅潮させた彼女がベッドの傍らに立っていた。

謙は手を伸ばして彼女の手首を軽く引き、自分と同じベッドの上へと引き寄せた。

彼女の細い腰に腕を回し、自分の胸の中へともう一度深く抱き込む。

「焦らなくていい」

まだ寝起きの嗄れを含んだ彼の声は、まるで子供をあやすように優しかった。

「ゆっくり話してごらん」

静奈は彼の胸の中に丸まりながら、堰を切ったように早口でまくし立てた。

「パラメータの閾値の設定が間違っていました!それから実験材料の配合比率も。私、ずっとある重要なディテールを見落としていましたよ……」

彼女は興奮のあまり言葉が支離滅裂になりかけていたが、その思考の論理は驚くほどクリアだった。

謙は彼女を抱きしめ、自分の顎を彼女の頭頂部に乗せた。腕の中の感触が、彼にこの上ない満足感をもたらしていた。

彼は彼女の言葉に耳を傾けながら、相槌を打ち、無意識のうちに手のひらで彼女の背中を優しくトントンと叩き続けた。

一通り話し終えた後、静奈はふと時計に目をやり、今が午前四時であることに気がついた。

彼女の心臓がドクンと鳴り、顔に明らかな罪悪感が
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