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アイザック様が危険です!(1)

작가: Kaya
last update 게시일: 2026-08-24 19:20:00

 ***

 なぜか急に現れたエドウィン様に、私は平手打ちを食らわし、宣戦布告した。

 ロベリアと3年にもわたって関係を持ち、私を裏切り……私を地獄へ突き落とした彼に。

 罪を挙げたらキリがない。

 とにかくそのエドウィン様がなぜか私にキスをしようとしたので、力の限り引っ叩いてやった。

 私に触らないで!頭の中で、私の心も体も、今やアイザック様のものだと叫んでいる。

 「まさか、君が私を叩いただと!?しかも私やロベリアに、地獄へ落ちろと!?」

 「ええ、言いましたよ。正しい言葉でしょう?」

 「君は一体いつからそんなに傲慢な人間に……!とにかく、来い!仕置きしてやる!」

 ———かつて愛した人は、こんな風に人に乱暴を働くことも、下品な言葉遣いをすることもなかった。

 すっかり変わったエドウィン様。もう全く未練はないわ。

 腕を掴ま
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  • 孤高の元皇太子妃は、女性嫌いの魔術師団長に執愛される〜甘く濃厚に溶かされる夜〜   ※本気を出したアイザック〜手袋取ります〜(1)

     裁判で私は勝利を。アイザック様は皇太子の座に返り咲いた。 「ゆ、許してくれ、フェリクス……あの頃は魔術師なんてよく分からない存在だったんだ。 な?落ち着いて……」 彼をいつ死ぬともしれない死地に追いやり、平和を維持した皇帝。しかし今はアイザック様に情けなくそう懇願する。 あの大きな魔獣は倒したが、彼がいなければ再びあの地に魔獣が蔓延るだろう。 まだ戦わせたいのだ。しかしアイザック様は自分がされたように、無慈悲に告げる。 「陛下。今度は貴方が国を守る番です。 私は何年も戦場にいたので、そろそろ交代する時ですよ。 エドウィンと一緒に。」 皇帝が膝から崩れ落ちると、背後にいた皇后が擦り寄ってくる。 「私は許して……ね?貴方の母親でしょう?」 「母上。父上とエドウィンには母上が必要でしょう。側で二人を支えてあげて下さい。 それが、リーリエを傷つけたあなた方への罰です。」 自分の事ではなく、私の事を……。 彼が両陛下を切り捨てると、今度はエドウィンが縋りつく。全くこの家族は学習しないのね。 「いやだ、魔獣退治なんて……死ぬに決まってる……いやだ、いやだ!兄さん!考え直してください!」 「そんな場所と知りながら喜んで送り出したのはエドウィン、お前達だろう?」 お見事です。アイザック様。 全てを冷酷に切り捨てるこの勇ましさ。鋭さ。 どこまでもついていきます。 背後で彼を見守りながら、私はまたアイザック様に惚れる。 「あ、ロベリアは身重だから、生まれるまでは皇室で預かろう。 と言っても別宮に軟禁だ。 子供に罪はないから、私達が引き取ろうと思う。 だが、それだと寂しいだろうから…… ロベリアにも出産後には辺境に行ってもらおう。」

  • 孤高の元皇太子妃は、女性嫌いの魔術師団長に執愛される〜甘く濃厚に溶かされる夜〜   絶望のエドウィン

     私はこれまで、リーリエの何を見てきたのだろうか? 兄さんが私を脅しにきたすぐ後、他の女官達からの密告があった。 「告白いたします! ずっと、皇太子妃……ロベリア様に脅されて言えませんでしたが…… 本当は、元皇太子妃のリーリエ様は素晴らしい女性でした。 私達にはいつも優しくしてくれたんです。 ですが私達は……ロベリア様に……言うことを聞かなければクビにすると言われて。 だから、宮廷にリーリエ様に関する悪い噂を流しました。」 「なん、だと?噂?何の?」 それは、リーリエが実際には一度も言ったことがない言葉だったという。 「《エドウィン様が無能》だと。 《彼はできそこないで、仕方なく仕事を手伝っている》と。……まるでリーリエ様が言ったように噂を流せと……」 「《夜を共にするのも面倒臭いし、あれも下手くそだ、》とも。」 「何だと!!」 そんな恥部まで!? 「《私は優秀だ、エドウィン様は無能》。」 そんな……嘘だ。すべてロベリアが? じゃあ、夜の誘いを断ったと思っていたあの全ては? ロベリアが手紙を止めていて、リーリエは知らなかったのか?一人のあの食事も? 「それにロベリア様は、殿下と関係を持つ前に、複数人の男性と寝ていたそうです。 そのおかげで殿下を落とせたと、やけに自慢していたそうですよ。」 嘘だろう?私が初めての相手ではなかったのか!?ロベリア!君は! さらにリーリエ付きだった補佐官も言う。 「いつも、エドウィン様の事をお考えになっていましたよ。」 「仕事の手柄は、全てエドウィン様のものにするようにと。」 出てくるのはリーリエが私のために懸命に働いてくれていた事実と、ロベリアの多くの嘘。

  • 孤高の元皇太子妃は、女性嫌いの魔術師団長に執愛される〜甘く濃厚に溶かされる夜〜   鮮やかな断罪(2)

     裁判は滞りなく進み、時々ロベリアが馬鹿みたいに反論してきたけれど、皆分かっていた。 “いかに私の揃えた証拠に信憑性があるか”。 いかにロベリアの言っている事が嘘っぽく聞こえるか。 そしてついに彼女は墓穴を掘る———。 「何よ、皆して! リーリエを裏切って不貞を働いたのは、エドウィン様じゃない! 白状します、裁判長! リーリエを嫌って、不倫していたのはエドウィン様です! 彼は喜んで私を抱いてました! 不妊用のワインも、彼が積極的に飲ませていたんです! 皇帝陛下も皇后陛下も、子供が欲しくてリーリエを追い出したんですよ!どうです!?これで、私だけが悪いなんて言えないですよね!! 私は悪くありませんよね!ねえ!」 ———本当に馬鹿なロベリア。 私は彼女が必死に叫ぶのを見て、思わず吹き出してしまいそうになった。 まさか自分のみならず、エドウィン様や両陛下の企みまで暴露してしまうなんて。  長年親友していた、こちらが恥ずかしいわ。 傍聴席のアイザック様が微笑し、一般から選ばれたデリラも、ぐっと拳を掲げてくれる。 「——— 皇太子エドウィン・カディスと皇太子妃ロベリア・モンターニュは、皇室の法を犯し、不貞行為を働きました。 あげく、元皇太子妃に不妊のワインを飲ませ、罪を着せて娼館送りにした! これは皇族に最もあるまじき、重罪です! よって、ここに二人の有罪判決を言い渡します!」 わぁ!っとデリラを始め、傍聴席の貴族や帝国民達が一斉に歓喜の声を上げる。 その時———。 「裁判長、少し宜しでしょうか。」 アイザック様……? 傍聴席のアイザック様が立ち上がり、裁判長に挙手をして訴える。 彼は裁判長に何かを見せたよ

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     「私———リーリエ・アスターグレンは、皇太子殿下とその妻、ロベリア・モンターニュの二人に罠に嵌められました。 二人は姦通の罪を誤魔化すため、私を罪人に仕立て上げたのです。」 手っ取り早く私の潔白を照明するには、公開裁判が一番だ。 早くに裁判所で手続きをしており、エドウィン達だけでなく、二人の罪を黙認した皇帝達も引き摺り出した。 この裁判で、私は関係者だけでなく、一般からも傍聴者を募る。 事実は、カディスの国民によって広げられるからだ。国民の口は遥かに緩い。瞬く間に私の無実が伝わるだろう。 「な!私達は姦通なんかしていません! この女が在位中も、清い関係でした!」 ———ロベリア。私がもう何者でもないからって、たいした口の利き方ね。 「被告人は静粛に。」 「裁判長、証人を呼んでも?」 「認めましょう。」 今回の裁判長は熟年のベテラン女性で、面識もある。 公正な判断をしてくれるだろう。 さっきまで原告席の私の隣にはアイザック様がいて…… なんの心配もいらないと、手を繋いでくれていた。優しい彼の前で、私は堂々と戦う。 ———証言台に現れたのは、アウトローの魔術師だ。 彼はアイザック様を見てはビクビクと怯えてる。 何をされたのか分からないけれど、とにかく都合がいい。 「私はロベリア様に依頼され……約3年の間、不妊になるよう魔術を施したワインを作っていました。 ロベリア様はそれを、元皇太子妃に飲ませると言っていました。皇太子殿下の子を産ませないようにと……」 「!!」「!?」  エドウィンも、ロベリアも、皇帝達も皆面白いほど顔が青ざめる。 身に覚えがあるみたいでよかった。 「こんなの嘘よ!あの女の作り話です!」

  • 孤高の元皇太子妃は、女性嫌いの魔術師団長に執愛される〜甘く濃厚に溶かされる夜〜   アイザックVSエドウィン

      娼館に戻ってから数日後。 いよいよ、リーリエの反逆が始まった。 裁判の準備は順調のようだ。 その前に、リーリエがこっそりロベリアの元へ行って少し怖がらせたいと言う。 心配なので、私は付き添いたいと申し出た。 そうして、目にした彼女の鮮やかな脅迫の瞬間。何の心配もいらなかった。 私は今にも場所を選ばず、逞しい彼女を襲ってしまいそうになる。 あ……違う!私はリーリエのそばにいると、すぐ発情してしまうようだ。気を取り直そう。 「リーリエ様。先に娼館へお帰り下さい。私は少し用があります。」 彼女を転移魔術で戻した後、私は愚かなエドウィンの元へ向かった。 魔術で、エドウィンが暮らす皇太子宮へ音もなく転移して。 「まさか……兄さん?」 実は、私が魔獣退治で忙しい時に…… リーリエにかけておいた防護魔術に、こいつの気配が引っかかったのだ。 大事に至らなかったのは、覚醒したリーリエが徹底抗戦したからだ。 それがなければ、リーリエに手を出したエドウィンは私のかけておいた魔術によって死んでいたはず。 死んでよかったのに。 まったく、リーリエは優しいのだから。女神だな。 まあ、もし本当にエドウィンが彼女に手を出していたら、直に私が殺していたけれど。 彼はガウン姿で、よろよろとベッドから這い出た。 まるで恐ろしいものでも見るよう。そんなエドウィンに、私は容赦なく近づく。 やがて彼の襟元を掴んで、冷酷に告げた。 「私は言ったよな? 必ずリーリエを幸せにしろって。」 ガクガクと彼の唇は面白いほど震えた。 私がいかにすごい魔力を持っているか、知っているんだ、こいつは。 ずっと私を妬んで、つけ回していたから。 「しかし兄さん……!彼女は結婚してからすごく傲慢で、私の仕事を取り上げたりし

  • 孤高の元皇太子妃は、女性嫌いの魔術師団長に執愛される〜甘く濃厚に溶かされる夜〜   ロベリアのあまりにくだらない野心(4)

     何も変わってない。 いやむしろ、艶やか。美しさが増したリーリエが微笑する。 単純な衣服しか着てないのに、それさえ華やかに見える。 「お久しぶりね、ロベリア。 どう?その皇太子妃宮での生活は。 楽しめている?」  「リーリエ!?貴方な、に、どうやって……いや、それより娼館を抜け出して何してるのよ!」  宙に浮いてる?不気味ね……! 隣のアイザック・バロンズは噂の通りいい男だった。 もしかすると、エドウィン様より美形かも。 「貴方よね、娼館に下品なモンターニュ家の騎士達を送ったのは。」   「な……!?なんの、こと……?」 バレたみたいね。でも騎士達は何も言わなかった。あ、でも数人が体調不良で休んでいたわ。 「今のうちに楽しんでおくのね。 裏切り者のロベリア・モンターニュ。 ……すべて、知っているのよ。」 ふわりと微笑をしたリーリエは、髪を靡かせ、アイザック・バロンズと共に闇へと消える。  「リーリエ?ちょっと、リーリエ!?」 何なの……それに、何だかリーリエの雰囲気が違った。 何を?……何を知っているというの? 私は何も悪くない!  皇太子妃の座を奪い、権力を手にした。それの何がいけないのよ! 過去の偉人だって、やっている事じゃない! いやだ。……リーリエが怖いわ!

  • 孤高の元皇太子妃は、女性嫌いの魔術師団長に執愛される〜甘く濃厚に溶かされる夜〜   魔術師団長アイザックの誘惑(1)

     *** 「貴方の、1095日分を私が買いました。」 「え……………?」 この方は、今一体何と言ったの?  辺境にある娼館に送られてから私は、そこの男主人に色々と説明を受け、風呂に入り、薄い衣服を着用するようにと命令された。  まさにピンク色のシュミーズのような。 「いきなりだが、今夜客を取るからな。」 先に部屋で待機するようと、半ば背中を押される形で押し込まれた。  彼は私が元皇太子妃なのを知っているようだが扱いは雑だった。 狭くて薄

  • 孤高の元皇太子妃は、女性嫌いの魔術師団長に執愛される〜甘く濃厚に溶かされる夜〜   娼館送りへ…(2)

     ロベリア!一体何を企んでるの? すぐに追い払おうとしたが、逆に腕を強く掴まれてしまう。 「ロベリ———」 「可哀想なリーリエ。 まさか娼館送りだなんて。 あんな所に送られて、本当に惨めね。 私…………ずっと貴方が嫌いだったの。 いつも偉そうに上から人に物を言ってくる貴方が。単に高貴な家に生まれたというだけで。 感謝してよね?皇太子妃の座は私が継いであ・げ・る。 貴方と違ってエドウィン様に愛されながら、彼の子をたくさん産んであげるから!ふふ!」 イタズラ好きな子供の様に、ロベリアは私の耳元で小さく囁いた。 ………………この女は悪魔だ。 親友だからと、ロベリアには二人き

  • 孤高の元皇太子妃は、女性嫌いの魔術師団長に執愛される〜甘く濃厚に溶かされる夜〜   娼館送りへ…(1)

     *** 「皇太子殿下を裏切って、下級騎士と姦通したんですって。」 「まあ!なんて淫乱な。確かになんか冷たい方だとは思っていたよ! それにあの見た目だもの。白銀の髪に豊満な胸。あの妖艶な青い瞳なんて、いかにも浮気しそうよねえ。 元皇太子妃のリーリエ様って。」 あの忌まわしい事件から流れる様に時が過ぎ、今日私は裁判で決められた通り【娼館】に送られる。 「不貞を犯した皇族が罰で娼館送りになるのはまだマシな方だよ! 処刑じゃなかっただけでも良しとしないと」 「元皇太子妃がねえ。御愁傷様。」 気づいたら帝国中に私の悪い噂が広まっていた。 これはエドウィン様が意図的に流したものと思

  • 孤高の元皇太子妃は、女性嫌いの魔術師団長に執愛される〜甘く濃厚に溶かされる夜〜   皇太子の裏切り(3)

     朝目覚めると。扉を開けて部屋に入ってきたロベリアや、他の女官数名が悲鳴をあげた。 私は裸で、隣には………エドウィン様が寝ているものだとばかり。 「きゃあああ!!皇太子妃様、その男は一体誰ですか!!」  「まさか、皇太子妃ともあろう者が不貞行為を犯すなんて………!!」 ロベリア。貴方にはもう来るなと言っておいたのに、なぜその場にいるの? それに人の夫と不貞行為を犯したのは…… 「申し訳ございません、皇太子妃様!! 誘いを断れずに……殿下に触れた私の罪でございます!!」 床にひれ伏す見慣れない男。 証言が狂気じみてる。 こんな男知らない。何も覚えてないのに。  事態は

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