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第9話

Author: まねき猫ちゃん
半月が経ち、冬馬はついに私の居場所を探し当て、海鳴市までやって来た。

あの日、図書館から出ると、階段の下に彼が立っていた。

少し痩せて、目の下にはひどいクマができていた。

私と目が合った瞬間、彼はようやく肩の力を抜いたようだった。

「寧々」

彼が早足で近づいてきて、かすれた声で言った。

「ずっと探してたんだ」

私は立ち止まった。昔のように彼の元へ駆け寄ることはしなかった。

ただ、静かに彼を見つめるだけだ。

「何か用?」

冬馬ははっとした。

私がこんな態度を取るなんて、思ってもいなかったのだろう。

だって以前の私は、どんなに怒っていてもすぐに彼に優しく接してしまうような人だったから。

彼は何かを握りしめたまま、小声で言った。

「寧々、俺が悪かった。お前は本当は東都文華大学に行けたはずだろ」

そう言って、テープでつなぎ合わせた古いハガキを差し出した。

記憶の中にあるハガキよりも、折れ目がたくさんついていた。

セロハンテープの跡が図書館の写真を横切り、二度と消えない傷跡のようになっていた。

「寧々、あの時はあんなこと言うつもりじゃなかったんだ。

結衣は体
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