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第366話

Auteur: 墨香
「もういい」

湊がようやく口を開いた。声は大きくなかったが、亮の喚き声すべてを一瞬で押し潰した。

彼は陸には目もくれず、狂乱状態の亮に視線を落とした。その眼差しは、まるで死人を見るかのようだった。

「悪あがきは見苦しいぞ」

口調は淡々として、かすかな嘲りすら含んでいた。「罪状は、ひとつ残らず証拠が揃っている。そんな無関係なことを喚き散らしたところで、結果は何も変わらない」

「無関係だと?」

亮はとんでもない冗談を聞いたとでも言うように、狂ったように笑い始めた。涙が出るほど笑い、声を引き攣らせた。「ハハハハ……湊、自分を誤魔化すのも大概にしろ!薄々気づいてるくせに!お前……」

「バンッ!」

リビングの扉が外から押し開かれ、亮の言葉を断ち切った。

警察官が数名入ってきた。先頭の一人が手帳を提示し、厳しい表情で告げる。「藤崎亮さんですね。通報を受け、確実な証拠に基づき、名誉毀損教唆、商業詐欺、および殺人事件への関与の疑いで、署までご同行いただきます」

警察の登場は、氷水を頭から浴びせられたようだった。亮の最後の怒りが、一瞬にして消え去った。

顔に張り付いていた狂気が凍り
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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
あんこ
まぁ子育ては母親だけの責任ではないからね。
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