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第11話

Auteur: 夜凪
last update Dernière mise à jour: 2026-01-16 13:45:33

目を覚ました瞬間、違和感があった。

天井が、知らない。

視界に入る白さも、光の入り方も、自分の部屋とは違う。

「……?」

ゆっくり瞬きをして、状況を確かめる。

頭が、少し重い。

体を起こそうとして、動きを止めた。

——隣に、人がいる。

心臓が一気に跳ねる。

恐る恐る視線を向けると、白石さんが眠っていた。

同じベッド。距離は近く、肩が触れそうなほど。

「……っ」

昨夜の記憶を辿ろうとする。

夜ご飯。

お酒。

ふらついて……。

そこから先が、途切れている。

慌てて自分の体を見る。

服は着ている。

乱れていない。

どこも痛くない。

——何も、してない。

その事実に、ほんの少しだけ息を吐く。

それでも、この状況は落ち着かない。

「……白石さん」

小さく呼ぶ。

反応がない。

「白石、さん……」

もう一度。

少しだけ声を強める。

白石さんが、ゆっくりと目を開けた。

「……おはようございます」

眠そうな声。

でも、すぐにこちらを見て、口元が緩む。

「起きました?」

「……はい」

自分の声が、少し掠れている。

白石さんは、わたしの顔をじっと見たあと、視線を下げた。

首元のあたり。

何も言わずに、手を
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