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話せないワケ

Author: 七海飛鳥
last update publish date: 2026-08-09 19:00:54

――どうして何もしない?

僕はそればかりずっと渦巻いている。目が覚めた時にはもう5日過ぎていて、その間にオケディアとチーズルが滅亡していた。この時点でもう分らない。

九星は?

遠征途中の02は?

前線へ出向いたばかりの03は?

本部に籠って負傷兵を治していた04は?

暫く寝ると言って別れた05は?

未来が見え、九星のリーダーだった06は?

激戦区を常に渡り歩いている07は?

国に張った結界を維持するために国に残っている08は?

九星のメンバーそれぞれに合った武器や防具を作ってくれる09は?

僕は二年前までの情報しか知らない。

たとえ、彼らが死んでも判らないんだ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

僕は、見知らぬ所で目が覚めた。辺りを見回し、僕は情報収集をする。

――一体ここは……?何故ここに?ああ、僕は。

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    ――どうして何もしない?僕はそればかりずっと渦巻いている。目が覚めた時にはもう5日過ぎていて、その間にオケディアとチーズルが滅亡していた。この時点でもう分らない。九星は?遠征途中の02は?前線へ出向いたばかりの03は?本部に籠って負傷兵を治していた04は?暫く寝ると言って別れた05は?未来が見え、九星のリーダーだった06は?激戦区を常に渡り歩いている07は?国に張った結界を維持するために国に残っている08は?九星のメンバーそれぞれに合った武器や防具を作ってくれる09は?僕は二年前までの情報しか知らない。たとえ、彼らが死んでも判らないんだ。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆僕は、見知らぬ所で目が覚めた。辺りを見回し、僕は情報収集をする。――一体ここは……?何故ここに?ああ、僕は。「気が付いたか」勢いよく振り向くと、そこには王太子がいた。近くには筋肉達磨騎士団長もいる。あの人間、確か僕が気を失う前に戦った相手だ。「……」僕はいつものように腕に隠し持っている短剣を取り出そうとして、ようやく今着ている服が自前でないことに気が付いた。「気分はどうだ?」「……」最悪だ、という意味の視線で返す。僕が睨んでいるのにも拘らず、王太子は口元に笑みを浮かべている。僕は右足が今まで僕が寝ていたベッドに鎖でくくりつけられている。武器も全て取り上げられ、履物もない。おまけに、筋肉達磨までいる。「ああ、話せないんだったな?ほら、紙とペン。これで話せるだろ?」王太子が僕にリードペンと手帳を投げ渡す。気分は最悪だ。僕は魔力でリードペンをコーティングしようとしてできないことに気付く。――この足枷、魔力封じか。仕方ないので、吸

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