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第7話

Author: すぱんぱん
恭介は智司の胸ぐらを掴んで凄んだ。

「7年前も俺には勝てなかった。7年後の今も、お前に勝ち目はない!」

私は布団を跳ね除けてベッドから降り、恭介の前に歩み寄ると、健康な左手で、思い切り彼の頬を張り飛ばした。

恭介が私を見たその瞳には、信じられないという色が浮かんでいた。

「穂乃果、君はあいつの味方をするのか?」

私は冷ややかに恭介を見つめ、冷たい声で言い放った。

「智司さんの味方をしなくて、私の手をこんなにしたクズ男の味方をしろとでも言うの?

すべてを投げ打ってあなたに嫁いだ結果がこんな報いだと知っていたら、死んでもあなたとなんか結婚しなかったわ!」

「報い、だと?」

恭介は先ほどの勢いを失い、智司を掴んでいた手すらも離してしまった。

「俺に嫁いだことは、君にとって苦痛でしかなかったと言うのか?」

甘い思い出は、確かにあるにはあった。

けれど、その甘さだけでは、彼が私に与えた深い傷を誤魔化すことなど到底できなかった。

私は病室のドアを指差した。

「そうよ!今すぐ、その愛人を連れて私の病室から出て行って!」

『愛人』という言葉に、傍らにいた莉奈が逆上した。

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