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7.出産

Auteur: 月山 歩
last update Date de publication: 2025-01-24 16:58:24

 マリアナがコーネル王国に戻ってから、しばらくの月日が流れていた。

 スタンレー王国の護衛達の仮設宿舎もでき、元々穏やかなコーネル王国では、私を狙う者などいるはずもなく、ただ静かに時が流れている。

 私はお父様の執務室で、お父様と仕事をしているゲレオン卿を訪ねた。

「ゲレオン卿、少しお時間いただいてもよろしいかしら?フレデリク様からの連絡がまだ来ていないのでしょう?

 ここの国は安全だから、私を狙おうとする者など現れないわ。だから、せめて少しでも護衛達をスタンレー王国に帰らせてあげることはできないかしら?もう随分長いことこちらにいるし、家族が恋しい者もいるかもしれないわ。」

「そうですね。そろそろ、交代要員を手配しますね。」

「ちょっと待って。そこまでせずに、護衛を減らすだけでいいと思うの。」

「それは絶対に無理です。マリアナ妃に何かあってからでは遅いのです。」

「私は大丈夫だと思うのだけど。」

「あらゆる想定を考えてのこの人数です。ですから、もうこの話は終わりです。フレデリク王の指示を違えることはありません。」

「わかったわ。」

 私はゲレオン卿を説得するのを諦めた。

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