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3. 「異世界ほのぼの日記」148

Author: 佐行 院
last update publish date: 2025-05-06 10:09:37

-148 上司と部下の関係-

 やっとの思いで一を慰める事が出来た渚達は謝罪の意味を込めて何か作ろうかと話し始めた、ただ光は一の好物と言えば「バターピーナッツ」以外知らなかったのでどうすれば良いのかが分からない。

一「ポテトサラダ・・・、ポテトサラダが食べたかったの。」

 ナルリスが持って来たポテトサラダをずっと欲しがっていた様なのだが、何故か自分だけ回って来なかったので物凄く病んでいたらしい。どうやら好物の1つだったようだ。

シューゴ「それは・・・、悪かった。」

 わなわなした様子で反省するシューゴを見たナルリスが最善策を講じた、どうやら作りすぎたので幾分か余っていたらしい。

ナルリス「一さん、家にお代わりがありますけど。」

 一は心が救われたような気分になっていた、ナルリスが神に見えた。ただ実際は吸血鬼なのだが今はそんな事関係無い、一は勢いよくナルリスに縋りついた。

一「ナルリス様ー!!」

ナルリス「ポテトサラダ位で大袈裟ですよ、それに光がお世話になっていた方を放っておくわけにも行きませんし。今から走って取って来ますので待ってて下さい。」

一「いや、待てそうにありません。『瞬間移
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    -395 無知の知- 格安で仕入れた材料をそう見えない様にする為に父親が施している工夫に空いた口が塞がらない娘は改めてお客さんが食事を楽しんでいるテーブルを見廻していた、黒板にも記載されている通りなのだが「B定食」はウインナーだけではなくハムやベーコンもあるのだがそっちは大丈夫なのだろうか。メラルーク「確かに「訳あり品」と言われると気になるお客さんがいるかも知れないけど、皿をよく見てみな。」 店主に言われた通りに皿を見てみるとハムはハムエッグとして提供していて卵により大部分が隠れてしまっているので全くもって気にならない、しかしベーコンに至ってはそういう訳にもいかない気がするが・・・?ピューア「やっぱりベーコンもベーコンエッグとして提供している訳?」メラルーク「そうだな、それもあるけど改めて皿を見てみてくれるか?」 父親の指示通りに再び皿を見てみるとハムと同様にベーコンが目玉焼きに隠れている状態で提供されている事に気付いたが実はそれだけでは無かった、ホテルの様にカリカリに焼けたベーコンが好きなお客さんもいるので別々に提供されている場合もあるらしい。ただ店主の施している工夫はそれだけではない様だ。ピューア「今気付いたんだけどあそこのお客さんが食べてるのってオムレツじゃないの?」 上級人魚(ニクシー)は少し離れたテーブルのお客さんがナイフとフォークを使ってシンプルな見た目のオムレツを楽しんでいる場面を見かけて違和感を覚えていた、その理由は至ってシンプルな物だ。ピューア「お父さん、うちってオムレツなんて提供してたっけ?」 改めて黒板を見たが何処にも「オムレツ」とは書かれていなかった、その上微かな記憶だったがグランドメニューにも無かった気がする。これは一体どういう事なのだろうか?メラルーク「あれも一応「B定食」なんだよ、あの中にハムやベーコンが入っているんだ。近所に住むジャイアントの爺ちゃんに「B定食の目玉焼きをオムレツに変更できないか」って聞かれた事があってね、「同じ量の材料で出来そうだからやってみるか」と思って試しに出してみたら周りのお客さんが「俺も俺も」って一斉に頼みだしちゃったんだよ。それからその時いたお客さん達の影響で一気に広がっちゃったらしくて、ハムとベーコンを頼んだお客さんからの要望があり次第だけど今みたいに時間に余裕があったら作る様にし

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    -390 全否定する- 開店直前の超忙しいタイミングに電話をして来た「娘の彼氏」により父(メラルーク)は怪訝な表情をして来た、「同じ飲食業で働く者」として仕込みとこの時間がどれだけ大切かが理解出来ていないのではないかと疑いの目を持ってしまったのかも知れない。言葉は悪いが正直言って「新店で出す料理の監修」の件を受け入れた側からすれば普段以上に余計な仕事がプラスされてしまったからそれ以上の迷惑を掛けられたくはないと思ってしまった様だ、長女(ピューア)はイャンダをいつ紹介すべきか悩んでいた。メラルーク「ピューには申し訳ないけど、その人はこの店の状況という物を分かっていない様だな。ハッキリ言って「今は紹介されても会いたいとは思わない」というのが俺個人としての意見かな、まぁ誠意次第ではこの意見を良い意味で曲げても良いかなとも思うけどね。おっと・・・、卸しの人が来た。」 新店の副店長として、いや恋人として誰よりもイャンダの苦労を知っている娘が父親を全否定する事が出来るだろうかと自らに疑念を抱く中で店主の手には何故か大量の魚が。ピューア「ただただタイミングが合わなかっただけよ、元々24時間営業の店で働いていたもんだから仕込みも営業中に行っていた事があったからじゃないかな。と言うか、それ何?」メラルーク「これに関しては後で分かるって、それよりも一番大切な仕込みをそんな片手間で行っていたというのか?その店ってあんまり人気じゃ無かったんじゃ無いのか?」 今の流れで父親が彼氏の事を全否定するのは致し方ない事なのかも知れない、しかし娘は自分の恋人が決して仕込みを片手間で行っている訳では無い事を誰よりも知っていた。ピューア「味の決め手となるスープは店の代表者が各店舗に持って来るのよ、やっぱり何処の店でも変わらない味を提供しなきゃいけないっていう強い理念があるからね。」 何故か直前になって卸しの者が持って来た魚を捌き始めた父親は娘の発言が少し引っ掛かっていた様で、手に持っていた包丁を一旦その場に降ろして考え込んだ。メラルーク「ん?ちょっと待てよ・・・、「何処の店でも変わらない味」か・・・。ピュー、1つ聞いても良いか?」ピューア「別に良いけど、今は忙しいんでしょ?大丈夫な訳?というか、その魚は何?」 店主を勤める身として今は手を止めるべきでは無いという事を誰よりも理解して

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   5. 「あの日の僕ら」㉕

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    -⑭ ランチをきっかけに- カフェを通り過ぎてから数歩の所にあるパワーストーンの専門店に着いた4人、その時守と正の携帯が同時に鳴った。2人は嫌な予感がした。守・正「ま、まさかな・・・。」 今は出来たばかりの彼女とのデート中な上に、カフェの周りの客がそうしていた様に自分達も赤の他人のフリを決め込んでいたのだ。 2人が携帯を確認すると同時に送信してきたらしき1通のメッセージが、送り主はやはりあの結愛だった。結愛(メッセージ)「おいお前ら、堂々とWデートとは良い御身分じゃねぇか。この俺を無視するとはいい度胸だな。」 守と正は苦し紛れの返信を行った。守(メッセージ)「お前仕事中だろ?流

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