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3. 「異世界ほのぼの日記」148

Author: 佐行 院
last update publish date: 2025-05-06 10:09:37

-148 上司と部下の関係-

 やっとの思いで一を慰める事が出来た渚達は謝罪の意味を込めて何か作ろうかと話し始めた、ただ光は一の好物と言えば「バターピーナッツ」以外知らなかったのでどうすれば良いのかが分からない。

一「ポテトサラダ・・・、ポテトサラダが食べたかったの。」

 ナルリスが持って来たポテトサラダをずっと欲しがっていた様なのだが、何故か自分だけ回って来なかったので物凄く病んでいたらしい。どうやら好物の1つだったようだ。

シューゴ「それは・・・、悪かった。」

 わなわなした様子で反省するシューゴを見たナルリスが最善策を講じた、どうやら作りすぎたので幾分か余っていたらしい。

ナルリス「一さん、家にお代わりがありますけど。」

 一は心が救われたような気分になっていた、ナルリスが神に見えた。ただ実際は吸血鬼なのだが今はそんな事関係無い、一は勢いよくナルリスに縋りついた。

一「ナルリス様ー!!」

ナルリス「ポテトサラダ位で大袈裟ですよ、それに光がお世話になっていた方を放っておくわけにも行きませんし。今から走って取って来ますので待ってて下さい。」

一「いや、待てそうにありません。『瞬間移
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    -370 事情- 昼食をとりながらケデールと豚肉の売買契約交わしてから数十分経った頃、これから出す料理の監修をお願いしたお店が従業員の実家だった事を知ったシューゴは「より一層監修をお願いしやすい」と踏んだので屋台を営業するついでにバルファイ王国にある新店へと立ち寄りピューアを呼び出そうとしていた。 各々の家庭には各々の事情があるはずなのだが1号車の店主の心中には「父親は息子に厳しく娘に甘い」というイメージが強く根付いていた様だ、個人的な考えだけで物事を進めるのは良くないと思うのだが・・・。シューゴ「ピューアさん、お久しぶりです。」ピューア「あらまぁ!!お久しぶり・・・、と言っても何か変な感覚ですね。」 こうやって2人が顔を合わせるのは確かに久々ではあるが、『念話』でちょこちょこ話してはいるので「久しぶり」という言葉が正解なのかどうかが分からないでいる。ピューア「珍しいじゃないですか、今日はどうされました?」シューゴ「ちょっとお2人・・・、と言うよりピューアさんに御報告があるんです。」ピューア「「私達2人に報告」ですか、じゃあイャンを呼んで来た方が良いですね。」シューゴ「いえいえ、皆さんお忙しいでしょうからイャンダさんには後で改めてご報告させて頂きます。」ピューア「そうですか・・・、そう言えば先程「と言うより私に報告」って言っていましたもんね。どうしてイャンじゃなくて私になんです?」シューゴ「実は折り入ってピューアさんにお願いがあるんですよ、これから提供する料理についてなんですが。」 「豚肉料理」と「朝食」というキーワードだけは聞いていた上級人魚(ニクシー)、「朝の時間帯に提供する豚肉料理と言えば・・・」と豚肉や野菜の優しい風味に溢れるある料理を思い浮かべた。ピューア「朝に出すんですよね、という事は「豚汁」とかですか?」 この3国において、特にこのバルファイ王国では夜から翌朝の時間帯と日中における気温差がかなり激しいのでピューアは出汁香る温かな豚汁を提供するお店があるとありとあらゆるお客さんに喜ばれるのではないかと踏んだらしい。シューゴ「良いですね・・・、それも良いアイデアとして取り入れる事を検討してみましょう。ただ実はね・・・、今日お伺いした理由は別の料理なんです。」ピューア「「別の料理」・・・、ですか?」 実は「ビル下店」でも結

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    -366 しっかりしているのはどっち?- 嬉しくないと言えば嘘になるが突然やって来た恋人からの『念話』に動揺を隠せなかった守は一先ず腹を空かせた沢山の豚達がずっと待っているので先に餌やりを終わらせる事に、きっとこの行動により冷静さを取り戻したかったんだろうなと推測できる。 ゆっくりと時間をかけて豚達への餌やりを終えた守は改めて好美に『念話』を飛ばしてみる事に、因みに豚舎の中では餌に混ぜ込んだ茶葉の良い香りが漂っていた。守(念話)「ごめんよ、今やっと餌やりが終わったんだ。それで・・・、何の話だっけ?」好美(念話)「・・・。」 ずっと待たされていた事により不機嫌になったからか、好美は無言を貫いていた。「分かりやすい奴だな」とついついイジってしまいそうになったが好美の機嫌を損ねてしまうと話がまた進まなくなってしまうのでやめておこうと感じた俺、ただそんな中でも守は様子を伺いながらどう言った用事だったのかを改めて伺う事に。守(念話)「あの・・・、好美さん・・・?」好美(念話)「・・・。」 未だに好美からの返答は無い、無視を決め込んでいるというならそろそろやめて頂きたいというのが本心。守(念話)「あの・・・、どうされまし・・・。」好美(念話)「zzz・・・」 寝てたんかい、まぁ不機嫌になっているよりはマシだわな。守(念話)「仕方ない、話は好美が起きてからにするか。」好美(念話)「うーん・・・、寝て無いもん!!」 何処からどう考えても鼾をかいてたよな、『念話』で伝わる位だったから相当だったはずだぞ?好美(念話)「何、起こさないでよ・・・。」 君・・・、「起こさないで」って言った時点で寝てた事を認めた様になるけど良いのけ?好美(念話)「分かった、寝てた事は認めるよ。それで守、何か用なの?」守(念話)「いや、先に『念話』を飛ばして来たのは好美だろ?何の用事だったんだよ。」好美(念話)「えっと・・・、何の用事だったっけ?」 おいおい、ちゃんと話が出来ていないと新店の開店にかなりの影響が出るぞ?大丈夫なのか?イャンダ(念話)「好美ちゃん、豚肉の話だよ・・・。」 イャンダさん、ナイスプレーです。これでちゃんと話を進める事が出来るよ、ふぅ・・・。好美(念話)「そうそう、そうだったそうだった!!あのさ、守の店の豚肉を新店で使っても良い?」守(念

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    -144 牛丼屋と言えば?- 好美の言葉に普段以上の棘を感じながら大好きな味に舌鼓を打っていた守達のテーブルに店員がお盆を持ってやって来た、好美が空けた牛丼の器を下げに来たのだろうかと思っていたのだが両手に持つお盆にはまさかの新たな丼が乗っていた。勿論(と言っても良いのかは分からないが)、守には注文した記憶は無い。店員「お待たせ致しました、「炙り鶏もも肉の親子丼・特大」になります。」守「いや、俺た・・・。」 守が店員に断りを入れようとした次の瞬間、本人にとって人生で最もアンビリーバブルな光景の1つが飛び込んできた。そう、好美が今までに無い位真っ直ぐに手を高らかに挙げていたのだ。好美

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」112

    -112 スイーツは別腹と話のきっかけ- 街の中心部で1番大きなビルの所有者、そして15階建てのマンションの大家は会場にある全員の為にスライムが丹精を込めて作ったケーキを半分程食べ尽くしてしまったが故にその場に倒れ込んでしまった。はっきり言って自業自得・・・。真希子「好美ちゃん、いくら「デザートは別腹」とは言っても酷すぎやしないかい?ちょっとは周りの皆の事も考えなよ。」 恋人の母親に正論を言われてシュンとしてしまった好美から少し離れた所から、再び歓声が沸き起こった。何があったのだろうか。ナルリス「私の予想通り、こう言う事もあり得ると思っていたのでプルちゃん本人にお願いしてあちらのケー

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    -99 ホウ・レン・ソウ- 渚は話の流れから予想していたので冷静に対処していた様だが、ロラーシュの突然の申し出に自分1人で判断をして良い物かと悩んだ結果としてやはりシューゴとパルライの2人に『念話』で相談してみる事にした。自分が光に昔食べさせていた家庭の味を基にプロデュースした「特製・辛辛焼そば」は兎も角、メインである拉麺の元々の味を作り出したのは2人と言っても過言では無い。シューゴ(念話)「弟子ですか・・・。」 シューゴはバルファイ王国の国道を南下しながら渚からの『念話』を受けていた、もうすぐ貝塚学園魔学校が見える所まで来ていてこの日の巡回コースの3分の1まで達していたが時間的に余裕

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