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4. 「異世界ほのぼの日記2」90

مؤلف: 佐行 院
last update آخر تحديث: 2025-07-08 10:33:03

-90 洗い物の事実-

 時刻は23:30、結愛との再会を果たした主役の人魚はしっぽりと呑みだした。流石に呑みすぎたかと感じた客たちはピューアに一言告げて帰って行った、ただ未だ女子高生達は白飯を食べ続けている。

 そんな中、まさかの厨房呑みをしていた好美と光は大量の食器類と対峙していた。こうなる事は予想していたが流石に食洗器だけでは追いつかない。

 しかし心配は無用だった、ここは日本ではなく異世界なので異世界らしい解決方法がある。白飯をずっと食べ続けていた人魚の妹が指を1本動かして大きな水泡の様な物を出した、よく見てみるとスライムだ。

メラ「汚れならこの子が食べてくれますよ、放り込むだけでオッケーです。」

 人魚特有の『メイクスライム』と言う魔法らしく、ダンラルタ王国に住む人魚族は大抵使えるらしい。ただ食洗器が気に入ったのか店での業務中にピューアが使わなかったので好美は初めて知った、かなり便利な物の様だ。

 全ての洗い物を放り込まれたスライムは体内で汚れを消した(いや食べた)後、丁寧に乾燥まで終わらせて綺麗に皿を整理整頓して並べていた。

 好美は正直このスライムを雇いたくなった、しかしその思いと裏腹にメラは魔法を解除してスライムを消してしまった。

好美「あ・・・。」

メラ「どうしました?」

好美「いや、別に大丈夫。」

 今思えば自分には『作成』がある、早速『メイクスライム』を『作成』して見様見真似で指を動かしてみた。

 指先から出始めたスライムがどんどん大きくなっていく、そして最大のサイズになった瞬間に指先から離れて独りでに汚れた皿を探していた。

 幸い、未だ白飯を食べていた女子高生達が茶碗やおかずの皿を重ねていたので迷わずそっちの方へいったのだが。

メラ「このスライム、お姉ちゃんが出したの?」

 話に夢中なのかメラの言葉はピューアの耳には届いていない、それどころか2人の会話の声量はどんどん大きくなっていく。

結愛「だろ?そんでうちの光明がよ・・・。」

ピューア「何それ馬鹿みたーい。」

メラ「お姉ちゃんたら・・・。」

ガルナス「良いじゃないの、誕生日位楽しませてあげようよ。」

 好美は未だに首を傾げるメラの方へ近づいて行った、そろそろ自分がスライムを出した事を伝えるべきだと思ったからだ。

好美「ごめん、紛らわしい事して。私がスライムを出したの。」

メラ「あれ、好美
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