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5. 「あの日の僕ら」㉜

Author: 佐行 院
last update publish date: 2025-09-13 07:37:25

-㉜ 良い雰囲気-

 香奈子の言葉により冷静さを取り戻した貢は少し顔を赤らめた。

貢「すみません・・・、お気になさらず。」

 未だによそよそしい2人に好美が絡みだした。

好美「何で同い年なのにずっと敬語なのよ、もう一緒に呑んだ仲なんだからそんなの気にしなくてもいいじゃん。」

貢「仕方ないだろ、女の子とあんまり話した事が無いんだよ。」

 そんな中、やっと目を覚ました桃が1人寂しく冷酒をちびちびと呑んでいた正の隣に座った。

桃「水・・・、水欲しい・・・。」

正「呑みすぎだよ、ほら。」

 そう言うと水と間違って冷酒を渡した。

桃「あれ・・・、水ってこんな味だっけ?まぁ、いいか。」

好美「桃、まだ呑むの?本当相変わらずだね。」

 誰もが皆冷静な判断が出来ていない中、好美が先程から感じていた事を正直に言った。

好美「ねぇ、さっきから貢君と香奈子って良い雰囲気じゃない?いっその事付き合っちゃえば?」

香奈子「何言ってんの、会うの2回目だよ。」

貢「う、うん・・・。」

 貢は香奈子に意見を合わせて首を縦に振った、本当は横に振りたかったが。

 何となく気を紛らわせたくなった貢はおつまみとして出ていた
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