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7. 「異世界ほのぼの日記3」93

Auteur: 佐行 院
last update Date de publication: 2026-03-07 07:40:08

-93 妖精族の昔と今-

 副店長の真希子が何とか冷静さを保とうと必死にしている横で、ひたすら給仕の仕事をしていたミーレンは少し興奮していた。実は貝塚学園魔学校大学部に通っていた頃、学内の図書館でずっと妖精族についての本を読み漁っていたので本人にとっても憧れの存在だと言えたのだ。

 ただこのダーク・エルフが読んでいた書物には「古くから妖精族の者達はダンラルタ王国(若しくは外界)の山中に籠り、決して人前に姿を見せない」と書かれていた上に、本人はその書物を参考に卒業論文まで提出していた。

 しかし、ウェイトレスの目の前に本物のピクシーがいる、しかもガルナス達と同じ制服姿をしているので何の違和感も感じさせない。『人化』した妖精は堂々とした姿で目の前にいるのだ、そんな状態で落ち着いて仕事が出来る訳が無い。

 プルプルと震えるミーレンを見かけた真希子は丁度隣の椅子が空いていたので座る様に促した、勿論ナルリスの許可を得た上でだ(と言うよりこの店で真希子に逆らえる人物などいないのだが)。

真希子「あんた、どうしたんだい?さっきから顔色が悪いじゃないか、ほら、水でも飲んで落ち着きなさいな。」

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  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」390

    -390 全否定する- 開店直前の超忙しいタイミングに電話をして来た「娘の彼氏」により父(メラルーク)は怪訝な表情をして来た、「同じ飲食業で働く者」として仕込みとこの時間がどれだけ大切かが理解出来ていないのではないかと疑いの目を持ってしまったのかも知れない。言葉は悪いが正直言って「新店で出す料理の監修」の件を受け入れた側からすれば普段以上に余計な仕事がプラスされてしまったからそれ以上の迷惑を掛けられたくはないと思ってしまった様だ、長女(ピューア)はイャンダをいつ紹介すべきか悩んでいた。メラルーク「ピューには申し訳ないけど、その人はこの店の状況という物を分かっていない様だな。ハッキリ言って「今は紹介されても会いたいとは思わない」というのが俺個人としての意見かな、まぁ誠意次第ではこの意見を良い意味で曲げても良いかなとも思うけどね。おっと・・・、卸しの人が来た。」 新店の副店長として、いや恋人として誰よりもイャンダの苦労を知っている娘が父親を全否定する事が出来るだろうかと自らに疑念を抱く中で店主の手には何故か大量の魚が。ピューア「ただただタイミングが合わなかっただけよ、元々24時間営業の店で働いていたもんだから仕込みも営業中に行っていた事があったからじゃないかな。と言うか、それ何?」メラルーク「これに関しては後で分かるって、それよりも一番大切な仕込みをそんな片手間で行っていたというのか?その店ってあんまり人気じゃ無かったんじゃ無いのか?」 今の流れで父親が彼氏の事を全否定するのは致し方ない事なのかも知れない、しかし娘は自分の恋人が決して仕込みを片手間で行っている訳では無い事を誰よりも知っていた。ピューア「味の決め手となるスープは店の代表者が各店舗に持って来るのよ、やっぱり何処の店でも変わらない味を提供しなきゃいけないっていう強い理念があるからね。」 何故か直前になって卸しの者が持って来た魚を捌き始めた父親は娘の発言が少し引っ掛かっていた様で、手に持っていた包丁を一旦その場に降ろして考え込んだ。メラルーク「ん?ちょっと待てよ・・・、「何処の店でも変わらない味」か・・・。ピュー、1つ聞いても良いか?」ピューア「別に良いけど、今は忙しいんでしょ?大丈夫な訳?というか、その魚は何?」 店主を勤める身として今は手を止めるべきでは無いという事を誰よりも理解して

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」389

    -389 今は紹介すべきかどうか- 開店30分前、メラルークが出来上がったばかりのカレールーで満たされた寸胴をホールにあるライスバーの脇に持って行こうとしていた時にピューアの携帯が鳴った。どうやら相手は「噂の彼氏」らしいのだが・・・。ピューア「もしもし?」イャンダ(電話)「おはよう、勉強の方は上手く行ってる?」 改めて言う事では無いのだが、ピューアが実家(ここ)に戻って来た本来の理由(目的)は「新店で提供する料理を監修する店の技術等を学ぶ事」であった。一応確認しておくが、決してこの事を忘れていた訳では無いよな?ピューア「大変だよ、もう頭が追いつかなくなっちゃっているもん。」 俺はニクシーの言葉が「覚える事が多くて」という意味なのか、それとも「店等の状況が変わり過ぎていて」という意味なのかが分からなくなっていた。まぁどうせ傍らから見ているだけだから理解する必要なんて無いと思うんだけどね。イャンダ(電話)「やっぱり親父さんの拘りや技術が凄いって事?」 イャンダ自身は前者だと思っている様だ、そう思うのが自然の流れのはずだが店の現状を知ってしまうと変わって来るに違いない。ピューア「そうだね、私が想像していた以上に奥が深かったし。」 電話の相手に心配させない様にざっとした返答しかしようとしなかったピューア、今必要とされる技術面に関してはちゃんとメモを取っているので何の問題も無いはずだった。イャンダ(電話)「そうか・・・、それでなんだけど俺もそっちに行こうと思っているんだが良いか?ピューアにも逢いたいし。」 ついさっき「彼氏が出来た」と父親に伝えたばかりなのに、突然その彼氏が来てしまったらどうなってしまうのだろうと想像しただけでも怖くなってしまう長女。ピューア「わ・・・、私自身は別に構わないけど新店の準備は大丈夫な訳?」 自分がいない間もずっと開店準備を進めているイャンダを心配している様に見せておいて「まだこっちに来ないで欲しい」という真意をやんわりと伝えたつもりでいたのだが、どうやらそれが裏目に出た様で・・・?イャンダ(電話)「問題無いよ、店自体は兄貴が予め色々と用意してくれていたみたいだから後は食材の入荷やピューの帰りを待つだけになっているんだ。」ピューア「そうなの?じゃあ何か・・・、悪い事しちゃったね。」 一見「自分の所為で開店が遅くな

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」388

    -388 緊張しすぎやろ- 娘からさり気無く出て来た衝撃的な一言により今までに無かった位の身震いを見せるメラルーク、いち娘を持つ父親としてはいつかやってくるであろう瞬間で覚悟を決めておくべきものと思っていた様だがピューアが長女だからか初めてだったのでどういう返答をすれば良いのか分からなくなっていた様だ。 一先ずそれなりに言葉を選びながら上級人魚(ニクシー)が惚れた男について探ってみる事に、いつか自分の義理の息子になるかも知れない人について聞くのは何の罪にもならないだろうという気持ちでいっぱいだった。メラルーク「ど・・・、どんな人なんだ・・・?俺とはまだ会った事無いよな?」 相手は自分の娘だが何故か緊張してしまっていたので質問が合っているかイマイチ分からないマーマン、先程も言った通り初めてだから仕方が無いか。ピューア「そうだね・・・、元王国軍の将軍って言えば良いのかな。」 「新店で一緒に働く店長」だという事を何故か隠すピューア、あまり社内恋愛に良いイメージを持っていないのだろうか。メラルーク「凄い人なんだな、俺会っても大丈夫な訳?剣とかで攻撃されちゃわない?」 改めて言う事では無いがこの世界の住民は種族関係なく皆が「戦闘行為の禁止」により守られているので攻撃される事は決して無いはずなのだが、「元王国軍の将軍」と聞いて恐怖心を覚えてしまった父。ピューア「大丈夫だって、最近は剣なんて握ってもないんだから。」 拉麵屋の厨房で剣を使う事があるのだろうかと思わず問いかけてしまいそうになる俺、でもここは親子水入らずにした方が良いよな。メラルーク「「最近は剣を握ってもない」って・・・、今は何をしている人なんだ?」 「剣を包丁に変えて働いている」と言うと聞こえがいいかも知れないが無駄にハードルが上がってしまう可能性がある、今以上に「拉麵屋の店長」だと言い辛くなることが目に見えて仕方が無い。ピューア「今は王国軍自体を離れて飲食業で働いているのよ。」メラルーク「飲食業ね・・・、気が合いそうだな。」 こんな事を言って良いのか分からないが、メラルークは鈍感な奴なのだろうか。ピューア「そうだね、今度紹介するからゆっくり話してみてよ。」メラルーク「うん、腹を割って話す機会が出来たら良いんだがな。」 ピューアの言った「今度」が結構すぐにやって来る事をメラルーク

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」387

    -387 気になる- 確かにメラルークがカレーの提供を始めたきっかけは「ライスバー」であったが、実はそれ以前からずっと思い悩んでいた事があった。 いくら自らの舌で選び抜いた拘りの豚肉の各部位を使ってるからと言っても必ず端材(切れ端)は発生する、その使い道に困っていたそうだ。 こう言ってしまえば難だが心中で「大食いの次女(メラ)がいるから悩む必要はないだろう」と思わず声をかけてしまいそうになる自分がいた様だが、よく考えてみれば当時は長女(ピューア)と共にネフェテルサ王国にある(好美所有の)マンションの一室に住んでいた事も決して忘れてはいけなかった事実。 しかし今となってはその長女がバルファイ王国に引っ越した事をきっかけにメラは(何故か)実家に戻って来てしまっている(別に悪く言うつもりは無かったが)、今でも食欲旺盛な本人やお客さんを満足させることが出来る物は無いだろうか・・・。 そう思い悩んだ末に完成させたのがこのカレーだった、切り落とし(若しくは細切れ)にした豚肉を中心に地元で採れた野菜やスパイスをふんだんに使用した物だ。これも決して店主1人だけでは完成しなかった商品の1つ、正直言って単品での販売を視野に入れるべきかもしれないと自問自答する毎日。 ただ「トンカツ屋らしさ」を強調させる為にはどうするべきか・・・、その答えが見つかるまでは一先ずライスバーの一角における提供でお客さんの意見に耳を傾けてみる事に。メラルーク「やっぱり「豚の味は豚で活かす」という事を重視しないといけないのかもな、ただどうすれば良いか・・・。」 肉を叩く手を止めて一言呟く父、その一言を娘は決して聞き逃さなかった。ピューア「お父さん、何を悩んでいるの?」メラルーク「いや別に・・・、気にしないでくれ。」ピューア「いやいや、完全に手が止まってんじゃん。「気にして欲しい、構って欲しい」って言っている様な物だよ?」メラルーク「そうだな、悪い悪い。」 店に出す料理等の改良についてはいつも必ず1人になった時に考える様にしていたメラルークは今回の方程式の解も自分のみの力で導き出すつもりでいた、ただ何が足りないというのだろうか・・・。メラルーク「なぁピュー、1つ聞いても良いか?」 決してこの悩みの答えを他の人に聞くつもりは無い、ただせめてヒント位は貰っても良いんじゃないかと・・・。

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」386

    -386 今まで気付かなかった事- 女子高生達は上級人魚(ピューア)に『付与』して貰った『瞬間移動』を利用して未だ口内に炊き込みご飯を残しながら早速身支度を済ませる為に各々の部屋へと向かった、今思ったが『付与』って『作成』を利用した転生者特有の魔法(能力)だったはずだけどどうしてピューアが出来る様になってんだ?ピューア「まぁまぁ細かい事は気にしないでいいじゃない、あんたってA型だったっけ?」 い・・・、いや先祖代々B型ですけど人魚さんって血液型の概念ってあるんですかね?ピューア「今更何言ってんのあんた、この世界の住民全員が種族関係なく人間と同様の血液型が存在するじゃない。それでもこの世界の創造主な訳?」 あのですね・・・、別に俺(創造主)は全知全能の神ではないんでね。そりゃあビクター・ラルーが「知らない」って言えば何かしら問題になるかも知れませんよ、勿論「全知全能の神」の称号剥奪ですよ?ピューア「今はあんたの事を言ってんじゃないのよ、ビクター神様は関係無いでしょ。」 まぁ俺の事は良いじゃないですか、今貴女がすべきなのはお父様の技術などを学ぶ事でしょう。ちゃんと勉強しないとあのシューゴさんだって黙っていないはずですよ?ピューア「あんたに言われたくないわよ、それにあんたにシューゴさんの何が分かる訳?」 逆にお伺いいたしますが、貴女は俺の何をご存知だと仰るんですか?ピューア「せ・・・、先祖代々B型・・・。」 それさっき俺が言ったからでしょうが、まぁ良いですから話を進めましょうよ。ピューア「そうそう、いつになったらこの台本って次のページに移る訳?」 おいおい待てよ、イャンダだけと思っていたが全員が台本を持ってんのか?!と言うか「台本」って何だよ、一体誰に渡されてんだよ!!ピューア「え・・・?ほら・・・、いつもあそこのADさんに渡されるけど。」 あらADさん、全然気づかなくてすみません。また今度菓子折りでもご用意致しますのでお許しくださ・・・、って良いんだよ!!いい加減話を進めんぞ!! 身支度を終えた女子高生達がギリギリの時間だったが何とかバス停へと向かったのを見送ったピューアはじっとメニューを見つめていた、どうやら「トンカツ屋ならこれは絶対あるだろう」という料理が見当たらなかった様なのだ。もしかするとこれはメラルークにすれば珍しいミスという

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」385

    -385 侮れない- 俺自身は咄嗟に出た冗談だと思っていたのだが、デルアが「ビル下店」の調理場で1人頭痛薬と胃薬を服用する一方で「C’ s キッチン」のホールでは「朝ごはん」と称してダンピール(ガルナス)達が相も変わらず飯を貪っていた。 上級人魚(ピューア)は先程からずっと女子高生達の方を見て「2人共遅刻するのではないか」と心配している一方で、「まぁ『瞬間移動』でも使えば何とかなるか」と言う気持ちも芽生え始めていたので正直「どうにでもなれ」とやけくそ気味になっていたのも否定はできない。 ただ元黒竜将軍(デルア)との『念話』でも言った通り、業務用の炊飯窯一杯に用意していた特製の炊き込みご飯が今にも無くなろうとしていたので「このままでは商売にならないのではいか」とピューア自身は危惧していた様だ。ピューア「お・・・、お父さん・・・。どうしたら良いのかな、炊き込みご飯が無くなっちゃうよ。」 白米と違ってだし汁や刻んだ野菜と油揚げといった具材を用意するという手間が必要となる為に開店前からバクバクと食われてしまうと正直言って困ってしまう、しかし長女から報告を受けた父親は至って冷静であった。一先ず次女たちが未だに食事を続ける現場から少し離れた場所へとニクシーを連れて行って一言・・・。メラルーク「ピュー、今更何言ってんだよ。あの2人(いや今回は3人か)が釜の飯を平らげちまうだなんて日常茶飯事じゃねぇか、「まずい」と思うのはコンロの隣を見てからにしてくれないか?あ、今のはくれぐれもメラ達には内緒な。」 ピューアがメラルークの指差した方向を見てみるとその先には一回り大きな炊飯窯が鎮座していた、よく見ればもう既に点火されている。メラルーク「こういう事もあろうかといつも別々に作ってんだよ、ただメラ達にあの釜の存在を知られる訳にいかないから1つしか無い様に見せかけていたんだ。騙すような事して申し訳ない、この通りだ。」 深々と頭を下げるマーマンの目の前でニクシーは開いた口が塞がらない様子でいた、どちらかと言えば「怒っている」というよりそれを通り越して「呆れてしまっている」という方が正しいのかもしれない。ピューア「そりゃあメラ達にお腹いっぱい食べさせてあげたいって言うお父さんなりの気遣いなんだとは思うんだけどね・・・、私嫌な予感がするのよ・・・。」メラルーク「「嫌な予感」

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   3. 「異世界ほのぼの日記」97

    -97 ご飯のお供③- 光明は抱えていた小さな発泡スチロールを降ろし、ゆっくりとビニールテープを剝がしていった、宅急便の届け票がまだ付いていたままだったので届いたばかりと言うのは嘘ではないのだろう。光明「むふふ・・・、これこれ。」 にやけながら発泡スチロールから小さな箱を取り出す光明、嬉しさは満更ではなさそうだ。光明「今回は誠に勝手ながら2種類ご用意致しました、まずは福岡県博多の辛子明太子です。」 炊き立て熱々の白飯に真っ赤な辛子明太子を乗せ、皆が1口齧る。プチプチとした卵の食感や舌ざわりと赤い唐辛子の辛味がご飯を誘う。光明が持参したもう1種類を知る前にかなりの量の白飯を堪能してし

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   3. 「異世界ほのぼの日記」96

    -96 ご飯のお供②- 温かな朴葉味噌を熱々の白米に少しずつ乗せご飯を楽しむ一同、そんな中林田が懐で何かをごそごそと探し始めた。林田「次は私がご紹介させて頂いて宜しいでしょうか、ゲオルさんのお店でこれを売ってたので助かりました。」 林田は懐から小瓶を取り出すと嬉しそうに中身を自ら用意した小皿に出した、誰もが食べた事があるであろうメンマの「やわらぎ」だ。林田「そのまま食べても美味しいのですが、これを胡瓜キムチと混ぜても食感が良くてご飯にピッタリなんです。」 小皿とは別に少し大きめの器を用意し、胡瓜キムチとやわらぎを混ぜて振舞った。シャキシャキの胡瓜と柔らかなメンマがバランスよく混ざっ

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   3. 「異世界ほのぼの日記」91

    -91 空からの来客- 宴が続く中、月の輝く星空から大声が響き一同を騒然とさせた。声「この私を差し置いて、皆さんだけでお楽しみとは何事ですか?」光「な・・・、何?!」 全員が飲食をやめ空を見上げた、見覚えのある1頭のコッカトリスが3人のホークマンを連れて地上へとゆっくりと舞い降りた。背には軽装の男性が2人乗っている、林田が逃げる様にして家の中へと駆けこむ。林田「ま・・・、まずい・・・。誘うの忘れていた。」 舞い降りたコッカトリスが背に乗っていた2人を降ろし人の姿へと変わる、ダンラルタ国王であるデカルトだ。横にはホークマンである甥っ子と姪っ子が3人共揃ってお出まししている。姪っ子が

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   3. 「異世界ほのぼの日記」㊿

    -㊿女子会後の約束-光「さっきはごめんなさい、呼び捨てにしちゃって。」ナル「いえ、だいじょうぶです。それより・・・、あの・・・、お口に合いましたでしょうか。」光「はい・・・、美味しっかたです。ナルさんは器用ですね、以前から料理が出来る事は知っていましたがデザートまで・・・。」 光は顔を赤らめながら語った、ナルの横を偶々通ったウェイトレスが軽く肩を叩いた。ウェイトレス「良かったじゃない、気に入って貰えて。これ、貴方のオリジナルでしょ?」 感動でナルが号泣している、こんなナルを見るのは初めてだ。 このタルトは光の為にナルがオリジナルで考案したスイーツで、普段はメニューに載っておらず

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