Home / 青春 / (改訂版)夜勤族の妄想物語 / 5. 「あの日の僕ら」㊳

Share

5. 「あの日の僕ら」㊳

Author: 佐行 院
last update publish date: 2025-09-17 09:57:36

-㊳ お盆特別編⑤・再会と恐怖の観光地-

 まさかの場所からの電話に驚きを隠せずにいた好美、ただ美麗は冷静だった。

美麗「そうか、丸亀はナイターだもんね。」

好美「何であんたが知ってんの。」

美麗「たまにパパと行くもん。」

瑠璃「最近の女子大生の趣味って変わっとんな、好美は最近何にハマっとんえ?」

 最近の好美は毎日勉強とバイトに明け暮れていたので自分の時間を上手く取れないでいた、しかしどうにかして会話を繋げたかった。

好美「買い物(かいもん)じゃ。」

瑠璃「ええね・・・、また今度お母ちゃんとも行かんけ?」

 すると、少し離れた所から操の叫び声がした。

操「やられたわーー!!」

桃(電話)「やった、入った!!」

 どうやら桃と操は同じレースの舟券を購入して観戦していたらしい、今日1日通して操は負けたみたいだ。

桃(電話)「やった!!38000円取っちゃったよ!!」

好美「桃、そんな自慢をする為に電話して来たの?」

桃(電話)「ごめんごめん、あたしも明日そっち行って良い?」

好美「母ちゃん、良い?」

瑠璃「あたしは良ぇけど、父ちゃん、明日って2人を連れて出かけるって言っとらんかったけ?
Continue to read this book for free
Scan code to download App
Locked Chapter

Latest chapter

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」435

    -435 ピンチと言えるの?- メラルークが回想話に夢中になっている間に時刻はランチタイムに差し掛かろうとしていた、その間に豚カツの横に添える為のキャベツをしていた様だが緊急事態が発生した(と言っても結構しょうも無いのだが)。ピューア「お父さん・・・、手元全く見て無かったの?」 どうやら娘を心配させてしまう位の事態だった様だが傍らから見ていただけの俺からすれば何よりも安全第一、「怪我人が出なけりゃ大丈夫じゃ無いか」とついつい言いたくなってしまう。 ただ店主は自分の意図するがままに仕事を進めていたはずだ、きっと今行っている事も何かしらの理由があったに違いない(と思いたい)。メラルーク「な・・・、何がだよ・・・。」ピューア「「何が」って・・・、こっちが聞きたいの。ほら、ちゃんと手元のキャベツを見なきゃ。」メラルーク「何言ってんだよ、この店を開いてからずっとキャベツは俺自身が切って来たんだぞ。手元なんて見なくても千切りなんて余裕だ・・・、ってあらぁ?」ピューア「お父さん、どうすんのそれ・・・。」 マーマンの目の前には当然の様にキャベツが山盛りとなっていたが少しの(いや明らかな)失敗が発生していた様だ、ピューアが心配するのも無理は無いな・・・。メラルーク「参ったな・・・、気付かない内に全部刻みキャベツにしちまったよ・・・。」 そう、店主は手元を全く見ていなかったので気付かぬ内にトンカツの横にふんわりと盛る用の「千切り」では無く餃子の餡に混ぜ込む用の「刻み」にしてしまった様だ。これでは揚げたてのトンカツや鰺フライの横に添えることが出来ない。 娘は調理場で数秒程考え込んだ後、応急処置の提案する事に。ピューア「一先ず本日限定のコールスローサラダとして出してみようか、それだったら刻んだ状態でも問題無いと思うけど。」メラルーク「そうだな・・・、確か冷蔵庫の中に丁度ドレッシングがあったはずだ。」 ピューアの提案通りに動いた結果、偶然使ったドレッシングが美味かったからか、それとも「本日限定」の物珍しさが目を引いたのか食事客からの評判は良かった様だがまだ安心は出来無さそうだった。ピューア「まだ余りそうだね・・・、どうしようか・・・。」 流石にディナータイムでコールスローサラダを食べるお客は少ないだろうというのが親子の見解だった、再び頭を悩ませる店主達の脳

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」434

    -434 やっとか・・・- 俺自身も人の事を言える立場では無いのだが短い(?)間に「両面をしっかりと硬く焼いた目玉焼きにソースをかけたり炊き立てご飯の粘りや甘みを楽しめないと嫌だ」という近所に住む子供以上の好き嫌いっぷりを発揮したソンを横目に一同は黄身が半熟に焼けた大きな目玉焼きの乗った土鍋ご飯を楽しむ事に、1度口にした一同の舌や胃袋を一瞬にして掴んだその味はその濃厚さが故に醤油などを必要としない位の物だった様だ。 だがしかしそれ所では無い事態が発生した様だ、そう、もうすっかりお馴染みとなってしまった父親によって。ソン(当時)「ナイリ、そしてペンネちゃん・・・。俺前言撤回するわ、半熟の目玉焼きって何も付けなくても良いんだな。こんなにも美味いとは今まで全く知らなかったよ。」 正に「無知の知」という奴か、どうやら鳳凰(フェン)より与えられし恵みの影響により好き嫌いをも変えてしまった様だ。ソンはまるで初めて焼いたマシュマロを食べた子供の様にトロトロの黄身がかかったご飯に食らいついていた、それ位に美味い卵を俺も1度は食ってみたい。ナイリ(当時)「父さん・・・、いくら何でも大袈裟じゃ無いか。だってまだ半熟な上にソースや醤油もかけていないんだぞ?」 まだ最初の1口の味を知らない息子(ナイリ)は未だに父親(ソン)の言葉を信じることが出来ていなかった、「たかが目玉焼き丼で・・・」と誰もが言いたくなる雰囲気になってきたがどうなんだろうか。 未だ疑いの目を持ってしまう俺は傍らから見る事しか出来なくて悔しかった、是非とも食えない俺の代わりにじっくりと味わってその味を伝えて欲しいものだ。ナイリ(当時)「嘘だろ・・・、大きくて味が濃いだけじゃ無くて何処かクリーミーだ・・・。」 ナイリの表現から一般的に市販されている卵からかけ離れた味だという事だけは伝わった、新しい経営者はこの味を沢山の住民にも伝えていきたいと即座に考え始めた様だ。ナイリ(当時)「この卵絶対売れると思うけどちゃんとした根拠が欲しいな、君はどう思う?この卵かけご飯は口に合ったかな?」 やはり「子供の舌は正直」だ、まずは素直な味の感想を聞くべきだと思ったナイリ。子供「こんなの初めてだよ、おうちじゃ絶対食べれない!!」 先程まで焼きそばを欲しがっていた子供は箸がずっと止まらないでいた、どうやらこの目玉焼き

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」433

    -433 大人だろ?- 新婚の妻(シルヴァー・エルフ)が拘りの土鍋で炊き上げた白飯の上に焼けたばかりの目玉焼きを載せた時、義理の父(レイブン)は少し不満げな表情を浮かべていた。何とも美味そうな光景だと言うのに何処が気に食わなかったのだろうか、そしてこれを火種に喧嘩が勃発しないと良いんだが(頼むから平和的に解決してくれよ)。ソン(当時)「なぁ、それだと炊き立てのご飯が卵の味に染まっちゃうじゃ無いか。」ペンネ(当時)「そうだよ?美味しいから良いじゃん、何か悪い?」 俺の記憶が正しければこの2人の仲は良好だったはず、それが「目玉焼き」をきっかけに悪くなるなんて思いたくもない(と言うかくだらなさ過ぎる様な・・・)。ソン(当時)「ほら・・・、炊き立てのご飯って特有の粘り気とか甘みがあるもんだろ?俺はそれも楽しみの1つにすべきだと思うんだよ。」ペンネ(当時)「だったら初めの方は目玉焼きを避けてご飯を取れば良いじゃ無いの、黄身が付いていない所なら100%ご飯の味だよ?」 我々が住んでいる元の世界(地球・日本)において、今(2025. 2 .26)現在「世界初のインスタントラーメン」として発売された「あの商品」の上に卵を落として食べる人も少なく無いだろう(だってそういうCMがある位だからね)、それでも周囲の部分から麺を拾い上げると黄身の影響は全くもって出ていないイメージがある。 しかしこの目玉焼きでは「大きな」障害があった、もうお分かりの事だと思うので「乗せる前から分かれよ」とどうしても言いたくなってしまうのは俺だけだろうか。ソン(当時)「あのさ・・・、逆に聞くけどどうやって?」 黄身の周りを器用に切り取ったつもりではいたが目玉焼きが大き過ぎて白飯が上から見えていない状態だったのだ、ただこの問題に関しては話し合いが長すぎて痺れを切らした近所の子供が解決(?)してくれた様だ(実は大人より子供の方が器用で頭が良かったりするのかも知れない)。子供「もう!!早く食べようよ!!そんなのこうすれば良いじゃん!!」 子供が箸で卵を崩したのでその真下は黄身で染まってしまった、しかし少し掘ったら中にはまだ真っ白な状態の炊き立てご飯が残っていたのである(と言うかどうして先に気付かなかったんだろう)。ソン(当時)「あらま、そう言う手があったか!!君(きみ)、頭良いじゃ無いか!

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」432

    -432 何でそうなっちゃうの・・・- 父親(レイブン)の意見を採用した新婚夫妻は早速2人で鉄板を持ち上げて出来上がった目玉焼きを皿へと滑らせる事に、ただ何となくだけど何と言うか・・・、逆じゃね?ソン(当時)「いいか?慎重にだぞ、慎重にだぞ?折角綺麗に焼けているんだから形が崩れない様にな?」 何となくだが「慎重に」という言葉に別の理由がある様な気がしたんだが・・・、それってまさか傍らで見ていた俺だけ?ナイリ(当時)「分かっているよ、でも黄身が半熟のままの内に食べたいから急がないと。」 決して急ぐ(焦る)必要は無いと思われる案件だと思ってしまう今日この頃、でも早くしないとお腹を空かせた子供が泣きだしちゃうぞ(そんな事は無いと願いたいが)?子供「ねぇ・・・、まだなの?折角の白いご飯が冷めちゃうよ?」 俺の記憶が正しければ一家が白飯を食いまくっていたのは前日の話だった様な気がする、確か最終的にはペンネが残りを全て攫ってしまったはずだが?ペンネ(当時)「いや創造主さん、折角の米なんやけんたった1食びゃあで食う訳無いでしょうが。」 まぁ・・・、おまはんがそう言うなら我がは別に構へんけど・・・、って何で異世界に存在するシルヴァー・エルフのあんたが阿波弁になってんねん!!ペンネ(当時)「まぁ・・・、それは良いとして。」 待たんかい、それは俺の台詞だろうが!!ちゃんと台本読み込んでなかったのかよ(多分俺の知らない所で渡されているはずなので)!!ペンネ(当時)「読み込んでましたよ、でもついさっきADさんが来て「ここの台詞は監督がボケにしたいそうなのでペンネさんに言って欲しい」と言われたんです!!」 監督って誰なんだよ・・・、いくら何でも俺の知らない所で話がおかしくなり過ぎていないか?もういいや、話を進めるぞ? ペンネによるとどうやら鳳凰からの「贈り物」であった米は大切に食べていく為に小分けにしていた様だ、確かにしっかりと育てた(?)米を1食で食べてしまうのは勿体ない。ソン(当時)「ペンネちゃん、いつの間に白飯なんて炊いていたんだよ?」ペンネ(当時)「折角美味しそうな目玉焼きが焼けているんだから土鍋で炊いたご飯に載せて丼として食べたいじゃない、それにおかずだけの食事なんて寂しいでしょ?」 ペンネの言葉から察するに、新婚夫婦の食の好みは似たり寄ったりと

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」431

    -431 大人だろ?- その場にいたシルヴァー・エルフは上級鳥獣人親子の発言を受けてため息をついていた、決して「くだらない」と言うべき会話では無かったと思うが何となく気持ちも分からなくもない。 そんな中で鉄板の上では蒸し焼きとなっていた料理(と言うべきだよな、うん)が「その時」を迎えようとしていた、白身が程よく色づいて真ん中の黄身は箸を入れた瞬間にトロっと蕩けそうな半熟となっている。一応俺個人はこれで「出来上がり」と言って良いと思うのだがやはり黙っていない者がいた様だ、近所の子供もずっと待ってくれているのにいつ「頂きます」が出来るってんだよ・・・。ナイリ(当時)「よし、黄身が良い具合の半熟になったみたいだからこれで出来上がりだな。でもこんなに大きな目玉焼きを載せる事が出来る位の大きな皿ってうちにあったかな・・・、ペンネはどう思う?」 どうやらこの流れからしてナイリ自身は「半熟派」の様だが今はそれ所では無いみたいだ、ただペンネはこの家に嫁いでまだ間もないので親子ほど家に詳しくないと思うのだが先程まで言い争いをしていた父親には何となく聞きづらい状況に・・・(なって無いと思うよ)。ペンネ(当時)「別にお皿じゃ無くても良いんじゃない?」ナイリ(当時)「「皿じゃ無くても良い」ってどういう事だよ、鉄板から直食いは流石に火傷しちまいそうだぞ?」 おいおい、俺も気になる事を言ってくれるじゃねぇか。どういう事か聞こうか?ペンネ(当時)「ほら、私がここに引っ越して来た時に持って来たお盆があるでしょ?あれにラップかアルミホイルを巻いて載せれば良いんじゃ無いの?」ナイリ(当時)「ああ・・・、成程ね・・・。」 よく考えてみればテレビ番組で偶に見かけるデカ盛り料理も皿ではなくお盆に直接載っている場面を見た事がある様な気がする、ただ問題が1つ浮上するんだよな・・・。ナイリ(当時)「確かに良さそうな案だけど、黄身が出て来ちゃったらラップを巻いていても結構汚れちゃうんじゃないの?ほら、特にラップ同士の境目から染み入っちゃうと元も子もない様な気がするんだけどな。」ペンネ(当時)「まぁその時はその時よ、お盆ごと洗っちゃえば良いじゃない。」 そんなに深く考える事では無い、すぐに解決する様な問題では無いかと夫を揶揄する妻。確かに「そりゃそうだな」と俺も納得したいと思っているが黙っ

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」430

    -430 そっちかい!!- 子供との約束を破る訳にはいかない、そう思いながら持参してきた鉄板にバターを敷いて火入れする上級鳥獣人(バルタン)は妻(シルヴァー・エルフ)が持って来た水の位置を確認しながら卵を割入れた。先程初めて見た時もそうだったがやはりその大きさに驚きを隠せない、この目玉焼きだけでパーティーが出来そうだ。子供「大きいね、この何の卵?」 何処からどう見ても鶏卵に見えない大きさ、近所の子供がこう聞いてもおかしくは無い。ナイリ(当時)「一応ウチで採れた卵なんだけど・・・、レイヤーだからね?」 「子供に「レイヤー」と言った専門用語を言ったって分かる訳が無いじゃ無いか」と隣にいたペンネが引き気味になってしまっている中、鉄板に乗った卵の白身が段々色づいて来た。 ただ現時点で聞くべき事かどうか分からないが、さっきから気になってたんだけど皆醤油はいらないの?ナイリ(当時)「創造主の癖に何も知らねぇの?馬鹿だな、本当に新鮮な卵は何も付けなくても濃厚なその味だけで楽しめる位に美味いんだよ。」ペンネ(当時)「ナイリ、いくら何でも失礼だって!!」 そうだぞ、(自分で言うべき事では無いが)一応俺偉いんだぞ?ナイリ(当時)「悪かったよ、ただ創造主さんは目玉焼きに醤油を必ず付けるってのか?」 いつもそうだよ、目玉焼きはご飯に載せて醤油をタラリだけど?ナイリ(当時)「何でだよ、何も付けなくてもコクのある黄身の味だけで楽しめるだろ?!」 そっすか・・・、ナイリさんって本当に卵が大好きなんですね・・・。一先ず話を進めても良いでしょうか、先程から結構な分数が経ったような気がするんで・・・。子供「ねぇ・・・、いつ水を入れるの?焦げ付いちゃうよ?」 本人の見た目からはまだ小学校に入って間もない様に思われるがもう既に調理実習で目玉焼きの作り方を習ったと言うのだろうか、この世の中「人は見た目に寄らない」って言うもんな・・・(この子供が人間だとは限らないが)。ペンネ(当時)「そうだね、早く蒸し焼きにしなきゃ。」 急いで水を加えて蒸し焼きにしていくペンネ、ただこの調子だとこれからの新婚生活が心配である(おいおい、大丈夫かよ)。そんな中、そう言えばさっきから黙りこくってるものが約1名いなかったか(別に忘れてた訳じゃ無いよ)?ソン(当時)「まさか卵を焼いただけでこんな

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   3. 「異世界ほのぼの日記」①

    3.「異世界ほのぼの日記~日本に似て便利な世界でぷらぷら生活~」佐行 院-①突然の異世界- ここは東京、現在20XX年、去年からより酷く進みだした地球温暖化により7月8月における1日の平均気温が40度を超える様になってしまった今日この頃、営業職の女子社員・吉村 光(よしむら あかり)は営業先への外回りに出ていた。日差しがまぶしい、正午となり昼休み。1日の中でも1番暑い時間帯を迎え涼を求めて多くの人が喫茶店やレストランで食事を取っていた、光もその1人になろうと店を探していた。光「お腹空いたし暑くて何もする気しないよ、何食べようかな・・・。」 街は誘惑に溢れているがどこのお店も満席でな

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   2. 「最強になるために」㉛ 後日談

    -㉛ 後日談・異世界へ- 株主総会がおわり、義弘が逮捕されてから数年、貝塚財閥は本格的に社長となった結愛の理念の下で教育支援を中心とした事業に力を入れて信頼を取り戻していった。  今となっては貝塚学園は雰囲気が明るく、部活動等が充実した有名進学校として有名となり当時の面影を全く残していない。  副社長となった結愛の夫・光明が結愛にオリジナルの珈琲を淹れて渡した。光明「ここも大分変ったよな、理想の学校として全国から憧れられる存在になっているから、お前もあれからもの凄い努力をしたんじゃないのか?」 結愛「何言ってんだよ、俺じゃなくて周りの人たちのお陰だろうが。」 相変わらず結愛の口調は

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   2. 「最強になるために」⑤

    -⑤疑問- 補習で静まり返った校舎、先日の火災(というより義弘の黒服たちによる計画的犯行)で全焼した校舎は跡形もなくなっていた。養護教諭の乃木(のぎ)が当然とも言える質問を投げかけた。乃木「理事長先生、少しよろしいでしょうか?」 義弘「どうした。」 乃木「育ち盛りとも言える生徒達に対して一切の飲食を禁ずるのは如何なものかと思うのですが。」 義弘「君は私の考えに、いや、私に反逆するのかね。」 乃木「いや、そんなつもりは。申し訳御座いません。」 義弘「構わないよ、そう思うのも無理はない。いや、養護教諭として当然の事だ。だったら人間がどうして空腹になるのかをご存じかね。」 乃木「食べ

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   2. 「最強になるために」④

    -④残酷な破壊と手紙- 守や結愛たちが教室で最初の補習の準備をしていると、クラブハウスや校内の部室から私物をさせてきた「元」部員達が続々と帰ってきた。荷物が多い生徒や少ない生徒、中には高価な宝飾品を持っていたものもいた。結愛が宝飾品に反応していたので多分本物だろう、どこのブランドの物かは想像もできないがかなりの高級品そうだ。必要なのかどうかは正直分からないものが正直な気持ちでこれらを先生たちが見たらどういう反応をするのだろうか、特に湯村先生が。 「以前」湯村先生には毎日決まって同じ食堂に食事を取りに行く習慣があった。自由な校風だったため、昼食を校外に食べに行っても大丈夫だった。守や琢磨もそ

More Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status