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第46話

Author: フカモリ
会議場に着き、自分の席が信行の隣に手配されているのを見て、真琴は考える間もなく、名札を手に取ると、誰もいない隅の席へと移動する。

もし信行が離婚の手続きを引き延ばしていなければ、この交流会に来る必要もないのに。

ただ、まだ離婚が成立していない以上、求められる芝居は演じきらなければならない。

しばらくして、参加者が入場し始める。信行や拓真のような若手だけでなく、年配の起業家も姿を見せる。

各界の大物が、一堂に会している。

「信行、来たか」

「信行、第二プロジェクトのこと、会議が終わったら、じっくり話そう」

「問題ありません、高橋(たかはし)さん」

「これは、内海のお嬢ちゃんじゃないか。帰国したのかね?」

「はい、高橋さん。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします」

信行が応対している間、由美は満面の笑みで彼のそばに付き添っている。まるで、彼女こそが信行の妻であるかのように。

しかし、年配の世代は由美に対してそれほど親しげではなく、ただ儀礼的に挨拶を交わすだけで、若者ほど彼女を歓迎している様子はない。

何しろ、信行は今結婚している身だ。別の女性の法的な夫なのだ。彼ら
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