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第5話

Auteur: ちょうどいい
私の断固たる声はマイクを通し、会場の隅々にまで響き渡った。

式場は一瞬にして騒然となった。

参列者たちは顔を見合わせ、ひそひそ話を始める。

「どういうことだ?花嫁に何があったんだ?」

楓斗は、ざわめく参列者たちと、苦虫を噛み潰したような表情の両親を素早く一瞥すると、強引に私の肩を掴んだ。

「どういうつもりだ、優花!こんな大事な場で、お前の身勝手が許されると思っているのか?いいから、さっさとベールを被り直せ!」

楓斗が私に対して、これほど荒らげた声を向けたのは初めてだった。

その瞳の奥には、まるで私が理不尽な癇癪を起こしているかのような、苛立ちの色が浮かんでいた。

だが、自分の語気が強すぎたことに気づいたのか、彼は再び声を押し殺し、宥めるように言った。

「優花、どうしたんだ?この前のことで、まだ怒っているのか?いくら腹を立てているからって、結婚式をぶち壊すのは筋違いだろう。頼むから、まずは式を終わらせよう。その後なら、どんな罰でも受けるから」

楓斗は引きつった笑みを浮かべ、必死にご機嫌をとるように私を見つめていた。

愛音も歩み寄ってきて、諭すような口調で私をなだめ始
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