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第6話

Author: ちょうどいい
会場は一瞬にして修羅場と化した。

あちこちから驚愕の声が上がり、参列者たちは我先にとスマホを掲げて動画を撮り始める。メディアの記者たちに至っては、降って湧いた特大のスキャンダルに獲物を見つけたハイエナのように群がり、狂ったようにシャッターを切り続けた。

「消せ!早く消せ!」

楓斗がなりふり構わず絶叫する。

愛音は顔面を蒼白にしてその場に崩れ落ち、「撮らないで!誰も撮るんじゃないわよ!」と金切り声を上げていた。

だが、今さらそんな足掻きに何の意味があるだろうか。

撮られるべき決定的な瞬間は、すでにカメラに収められていた。

怒り狂った楓斗が音響スタッフに向かって怒鳴り散らし、スタッフが慌てふためきながらようやく巨大スクリーンの電源を落とした。

しかし、画面が消えても、あの淫らな光景はすでに多くの人々の脳裏に焼き付いて離れなかった。

「あの『帝都の御曹司』が、裏ではあんなに私生活が乱れていたなんて。そりゃあ花嫁も結婚を破棄するのも納得だわ」

「しかも浮気相手が、花嫁の親友でしょう?上流階級って本当にドロドロね」

参列者たちの冷ややかな嘲笑が耳に入り、さらに苦虫を噛み潰し
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