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【第17話】『幸せ』の為に、私に出来る事を(アルカナ・談)

مؤلف: 月咲やまな
last update تاريخ النشر: 2026-02-05 15:14:00

 泥沼にでも嵌まったみたいに抜け出せずにいた睡眠状態から、明け方近くになってようやく目が覚めた。相変わらず私の体はマーモットのままだ。あんなに強固だった『認知』が随分と緩んだおかげで今もまだ他の姿への変身は出来そうだけど、やっぱりこのままが一番楽だなと、変化せずともわかる。

 いつも通り隣には妙にスッキリとした顔の叶糸が眠ったままで、私がちょっと動いても起きる気配はなさそうだった。

(叶糸も初めての夜会で相当疲れたのだな。……となると、出掛けるなら今がチャンスか)

 実は、今後の為にも早めにやっておきたい事がある。だけど叶糸は私に拘束魔術をかけたくらいにとっても過保護だから、彼が起きている時には単独での外出は嫌がりそうな気がするのだ。なので、いっその事彼が眠っている今のうちに用件を済ませておこうと、そっと叶糸の腕の中から抜け出してみる。

 時間帯のおかげか彼の眠りはまだまだ深いみたいだ。先ほどまで私を包んでいた腕がぽすんとベッドに落ちたが起きそうな様子はない。その事にほっと息を吐き、引き続きノソノソとゆっくり布団から這い出て行く。

 ベッドからトンッと降りて後ろを確認したが、幸いに
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