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第156話

Penulis: 雨の若君
彼女は、司野がどうやってここに入ってきたのかなんて、まったく気にしない。だって、楓華は知っているのだ。あの男は、素羽のところで冷たく追い返されたことを。

ざまぁみろ!

司野が去った後、素羽はもう一睡もできない。大きな目をぱっちりと開けたまま、布団の上でゴロゴロしている。そのうち、勢いよくベッドから抜け出し、隣の部屋のドアをノックする。

物音に気づいた楓華は、寝ぼけ眼で飛び起き、慌ててドアを引く。

「大丈夫?怖い夢でも見た?」

楓華は素足で、髪もボサボサのまま。だけど、その心配そうな顔を見ていると、素羽の胸がじんわりと温かくなる。

「もう十分寝たし、帰りたい」

「今から?」

素羽はこくりとうなずく。「うん」

もうしばらくは、司野の顔なんて見たくもない。

楓華は迷わず「わかった、今すぐチケット取るね」と即答する。

二人は荷物もないから、服を着るだけですぐに出発できる。

「清人はどうする?起こそうか?」と楓華が聞く。

素羽はそれを止める。「もう夜遅いし、起こさなくていいよ。彼には一言、私たちが先に帰るってメッセージ送っといて」

楓華も特に異論はない。

午前三時、
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