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第1213話

Auteur: 一匹の金魚
暖房の温風が車内を温め、沙夜の濡れた前髪もすっかり乾いていた。

安浩の言葉に、沙夜はためらわず頷いた。「わかったよ。確かに風邪を引いたら辛くて仕事にならないからね」

長年の付き合いから、沙夜は安浩に世話を焼かれることに慣れていた。彼の優しさは心地よく、気遣いも警戒も必要なかった。

安浩は返事をすると、ドアを押し開けて再び激しい雨の中へ飛び出した。

激しい雨が安浩の全身を打ちつけ、彼のシャツはまたびしょ濡れになり、ぴったりと背中に張り付いた。

沙夜は安浩が薬局へ駆けていく後姿を見つめながら睡魔に襲われた――

昨夜は家族からの電話の対応に追われ、今朝は会場での騒動を目の当たりにし、今ようやくリラックスできたと思ったら、まぶたが鉛のように重くなった。

沙夜は目を閉じると、すぐにうとうとと眠りに落ちてしまった。

呼吸は次第に穏やかになったが、落ち着かない夢でも見ているかのように、彼女は眉をひそめた。

風邪薬と水を購入して車に戻った安浩は、助手席で眉をひそめて眠る沙夜を見た。

薄暗い車内灯に照らされた沙夜の穏やかな寝顔からは、普段の鋭さは消え、無邪気で少し幼く見えた。

安浩
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Commentaires (1)
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兵頭香里
留美はお粗末過ぎて笑えないレベル。宗一郎も…この調子で粛清は進むのか?…散々引き延ばした割に肩透かしな最後になりそうだな…。政府関係者の反応も周りに流され過ぎてて心配になるレベル。そら林や公徳が暗躍出来た訳だ… 礼央は留美との子じゃない証拠が自分とは計算合わないみたいなものだったって事は、礼央とも関係は持ってたって事だよね…ちょっとガッカリ…心からは真衣との元サヤ応援出来なくなったな…。流産はどうやら留美が故意に起こした事の様。他人の子なら当然か… 安浩さんは真面目過ぎて沙夜と本物になるには相当時間かかりそうだなぁ…手がかかるタイプが好きそうだから沙夜頑張って。2人の事は心から応援してる。
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