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第422話

Auteur: 清水雪代
千夏は唇を噛み締め、思わず涙が溢れ出した。「私ってそんなにダメなの?良い家に生まれて、きれいで……あなたに好かれる価値が一ミリもないの?

それに、専業主婦になりたくて、理想も志もない女性は私だけじゃないわ。美穂さんだってそうじゃない!どうして美穂さんは和也さんに頼ってよくて、私はあなたに頼っちゃダメなの?」

それを聞いて、和也が不機嫌そうに口を挟んだ。

「おい、うちの美穂ちゃんを一緒にしないでくれ。彼女は頭空っぽのお飾りなんかじゃないぞ。子供の頃から成績は常にトップだったし、その後スポーツに打ち込んで、オリンピック候補にまでなった努力家だ。

怪我で引退しなければ、俺は彼女と結婚できなかったかもしれない。それに、彼女は投資の才覚もある。俺に頼らなくても、彼女一人で十分生きていけるんだ」

千夏の目がさらに赤くなった。「そう、私はそこまで優秀じゃないわ。でもこの真心にも価値がないの?」

悠人が冷徹に告げた。「ああ、価値はない。なぜならお前の『真心』は、身勝手な悪意に満ちていて病的だからだ。

お前が愛してると言うたびに、俺を支配しようとし、俺をお前のそばに縛り付け、俺が自分のやり
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