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第648話

Auteur: 清水雪代
ちょうど会議の真っ最中だった悠人のスマホに、母親からの次々とメッセージが届き始めた。

画面を開いてみると、そこには美しく着飾った智美の写真が何枚も並んでいた。

すっぴんでも十分に目を引く整った顔立ちが、今日はプロのスタイリストの手によって極限まで磨き上げられ、息を呑むほどの美しさを放っていた。

悠人は素早くすべての写真を保存し、最も写りの良い一枚をそのまま待ち受け画面に設定した。

その間、懸命に業績報告を行っていた幹部は、悠人の視線が上の空で、手元のスマホに釘付けになっていることに気づき、自信を喪失しかけていた。

今の自分の報告に、何か致命的な欠陥があったのだろうか。なぜ社長はあんなにも上の空なのか――自分のプレゼンは、そこまで聞く価値のない酷い出来だったのだろうか。

一方、岡田邸では、智美がスタイリストたちと明日香から絶賛され続け、すっかり赤面していた。

羽弥市という大都会には、美しい女性など掃いて捨てるほどいる。自分の容姿が、そこまで特別に際立っているとは到底思えなかった。義母は流石に少し大げさすぎるのではないか。

だが、智美を見つめる明日香の瞳には、純粋で偽りのな
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