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第69話

Author: 清水雪代
悠人は彼を見つけると、顔色が悪くなった。

今夜、智美と連絡が取れなかったため、彼は友人を通じて、智美の同僚の連絡先を探し出した。

そして健太郎の息子が事件に巻き込まれ、智美がその件で関与を疑われていると知った。

すぐさま警察署に電話をかけたが、最終的に分かったのは智美が勾留されているという事実だった。

本来なら証拠もなく、彼女が中で苦しむ必要などなかったはずだ。

だが、誰かが意図的に手を回し、彼女が出られないようにしていた。

調べると、その人は祐介だった。

悠人は迷わず歩み寄り、祐介に拳を叩き込んだ。

不意を突かれた祐介は一瞬呆気に取られ、すぐに怒りで立ち上がり反撃した。

だが、酒に酔っている彼は悠人の相手にならず、あっという間に地面に倒れ込んだ。

智美を救う時間を無駄にしたくない悠人は、軽く痛めつける程度でやめた。

地面で息を切らす祐介を見下ろし、言った。

「智美さんに何かあれば、お前も終わりだ」

そう吐き捨てて、彼はそのまま駐車場へ向かった。

祐介は「智美が危険」と聞いて、しばし呆然とした。

慌ててポケットからスマホを取り出し、アシスタントに智美の件を
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