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第109話・きちんとしてない職

Auteur: 新矢識仁
last update Dernière mise à jour: 2026-01-20 05:42:01

 ミクンはコトラと一緒に先頭を歩いている。

(迂闊なことは口に出せないな)

 思うと、そうだな、と同意する意識。

(まあ、アムリアに着いてボロを出さないための訓練だと思おう)

 サーラの意識だ。

 生神と神子は、信仰力が高くなると意思疎通……テレパシーとでもいえるものが使える。今んとこ使えるのはサーラとシャーナくらいだけど。

(ていうか、ハーフリングが生き物の意図が読めるなら、俺たちがこうして意思疎通していることもバレるんじゃ?)

(あれは種族の【スキル】。これは【神威】。スキルで神威は見抜けない)

 ならいいか。

「何考えてんの?」

「うお」

 唐突の声にはっと見下ろすと、真下から見上げる目線。

「な~に考えてたのかな~?」

 にやにやと俺の腹の辺りで笑うミクン。てか何時の間に俺の前にいた。俺全然気づかなかったんですけど?

「あたしのこと考えてたでしょー」

「……そうだね」

 ここでムキになって否定することもないと思ったので、素直に頷く。

「それもハーフリングの能力?」

「あっはは、ハーフリングじゃなくても分かるよ。突然入ってきたハーフリングがいれば警戒するの当たり前ってね」

 ん
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