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第67話・初めて

مؤلف: 新矢識仁
last update تاريخ النشر: 2025-12-31 05:33:26

 う~ん、実は武器を手に取ったことなんてないから、戦い方が分からない。

 だけど、傷さえつけてしまえばこっちのもんだ。

 よっ、と剣で巨大ネズミを指す。

「破滅したいって言うのがお前らなら、自分らだけ滅んでくれよ」

「フンッ」

 鼻面を赤く染めながら、ネズミは言った。

「全てを巻き込んでの破壊《カタストロフィ》こそ、我々の望みだ」

「うん、分かった。じゃあ一人で死んでくれ」

 俺は油断なく盾を構えて、距離を詰めた。

「キキィ!」

 巨大ネズミは床を蹴ろうとして……床に散乱する種に足を滑らせた。

 今だっ!

 俺は剣でネズミの鼻面を狙った。

 切っ先が触れる、かすかな手応え。

 次の瞬間、ネズミは鼻面から真っ二つになり、光と化して消えた。

「終わった?」

 予想以上にあっさり終わった。

「終わった」

 俺は自分の手を見た。

「終わった……」

 ヤバい。

 手が震えてきた。

 人語を介する生き物を、殺した。

 オークを倒した時、あいつらは人間の言葉を喋らなかったし、ただひたすら襲ってきただけだったし、魔法で触れずに一掃したから、何とも思わなかった。

 ネズミに無限の種を与えた時は、只のネ
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