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#33 疲労困憊で即帰宅

last update Terakhir Diperbarui: 2025-09-10 23:55:08
「ふっ、勝ったなガハハ!風呂食ってくる!」

こういうのをフラグって言うんだろうけどまぁあれを食らって生きてるやつなんているわけないしな。いや待てよ?これって試験だよな?殺したら失格とかならない?大丈夫そ?

『し、死ぬかと思ったぜ……』

なんで生きてんだよ!

「なんで生きてんだよ!」

あぁつい本音が……殺す気満々なことバレて失格とかはないよね?ね?

『勝手に死んだことにすんじゃねぇ!そういう場所なんだよここはよォ!うちの学校には貴族も入学してくる。そんな学校でうっかり死んじゃいましたが許されるわけないだろ?安全対策くらいちゃんとやっとるわ!』

「それはそうだけども!全力出してもピンピンしてるのが癪だなぁ!こちとら分霊との繋がりこせいで余波で魔力回路バグってるってのに!」

そうなんだよね。身体を血が血管を流れるみたいに魔力回路内を魔力が循環してるんだけど、穴あくはちぎれるわ捻れるわで大惨事なわけよ。どうしてくれんのこれマジで!あぁ〜身体強化できないの辛い。月曜日の朝に感じるあの重力を跳ね返すには身体強化魔法が必須だってのに!

『安心しろ、それもここを出れば治るさ。』

「ならいいや、そんなことよりもう疲れたし帰っていい?」

ん?あ、これ治んないやつじゃん!でもまぁ時間かければまた魔力回路を組み直すことも可能ではあるか。今ならもっと効率良い回路も模索できるだろうし。ただなぁ……すっごい面倒くさい。

『面接くらい受けてけよ。』

この後の魔力回路構築っていう大仕事だけでも憂鬱なんだよ!べーっ!

「えぇ〜やだよ。んじゃ帰るね〜!端末だけ置いてくから面接はリモートでよろ。」

でもリモート参加くらいはしてやるかな?僕とてそこまでわがままじゃないしね?

『いや、お前何しにここ来たんだよ……』

ほんとそれに関してはぐうの音も出ないからやめてくんない?
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    『それじゃあ面接を始め……る前に一つ聞いてもいいか?』"パリパリッポリッポリッ"「はい、なんでしょう。」『それは……なんなんだ?見たところ魔道具の類のようだが……』「これは遠隔操作型長距離通信端末です。名前の通り長距離通信を可能にする魔道具で、"パリパリッポリッポリッ"付いてる足で歩いて移動させることもできます。あくまでメインは遠距離通信用の端末なので細かい動きはできないんですけどね。それに……あんまり機能付けすぎると多方面から目を付けられなので。」『多方面に目を付けられるだなんて大袈裟じゃないか?お前の学力、戦闘力は目を見張るものがある。が、それ以上にこの国には国力を上げるために優秀な研究者たちが研究し続けてきた歴史がある。ただ遠くと話せるだけの端末なら既に開発されている。』「む!僕を馬鹿にしないでください。"パリパリッポリッポリッ"そんな陳腐な物なわけないですよ。これ、映像も写せるんです。こっちからもそっちの様子が見えてます。"パリパリッポリッポリッ"それに隠密機能積んだら立派な諜報活動も可能な魔械兵の完成じゃないですか。」『確かにそれならお前の発明は素晴らしい。研究開発においても第一線で活動している者たちに引けを取らないだろう。だがなんだその姿勢は!寝っ転がって飲み物を飲みながら菓子を摘むだと?そんなの面接云々関係なく人としてどうなんだ?身内との会話ならともかく外部の人間と話すというのにその姿勢はありえない!』 いや、ついポテチを摘む手が止まらなくて〜てへぺろっ☆ な〜んてさすがに言えないしここはいい感じに誤魔化すしかないか。「だから嫌だったんですよ映像写すの。ちょっとムキになって映像投影機能オンにしちゃいましたけど本当は使う予定なかったのに。面接官さんのせいです!」 あ、これダメだ全然誤魔化せてない。やっぱりダメかぁ。自立思考型ゴーレムの試運転は失敗かぁ〜ポンコツ過ぎてこいつ墓穴しか掘らないじゃねぇか!

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