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第三話

Auteur: 響優香
last update Date de publication: 2026-07-30 12:02:48

エレノアは車椅子の前に回り込み、エルゼの熱を帯びた頬に両手を添えると、そっと唇を重ねる。

震える唇を奪う動作は、驚くほど優雅で、そして強欲だ。

「んむぅ……っ。ん、んぅ……」

震えるエルゼの唇を割り、湿った舌を深く差し入れる。

エレノアはわざと水音を立て、逃げ場のない口内を隅々までまさぐり尽くした。

「んっ……ふ……んん……っ」

熱に浮かされ微弱な杭の動きと相まって、ひたひたと快感が昇ってくる。

エレノアはエルゼからほんの少し、体調に触らない程度に魔力を吸い出す。

するとエルゼの身体は余計に感覚が鋭敏になり、舌の些細な動きだけで達しそうになる。

その瞬間、エレノアは不意に口を離し、二人の間に光る銀の糸を垂らした。

「あっ……は、あ……おねえ、さま……」

「ほら、余計に昂ぶってしまったでしょう? 身体がこんなにわたくしを欲しがって震えているわ」

「ごめん……なさい……、おねえ、さま……っ。くるしい……の、たすけ、て……」

エルゼは菫色の瞳を涙に濡らし、縋るようにエレノアを見つめる。

エレノアは満足げに微笑み、その震える唇を指でそっとなぞった。

「もちろんよ、可愛いエルゼ。すぐに”良く”してあげるわ。エルゼはわたくしにどうして欲しいの? 自分の口で言ってご覧なさい」

「あの……おねえさまの……、舌で……その……くちづけ、を……」

「おねだりができて偉いわ、エルゼ。それじゃあたっぷり口付けをしてあげるわね。口付けをしている間に果ててしまっても、わたくしが許すまで頑張るのよ」

躊躇うエルゼのはだけたブラウスの隙間、熱を持って尖った先端まで指を滑らせる。

エルゼは俯き羞恥に顔を染めながらも、身体を追い詰める快楽の飢えに負け、震える身体でエレノアの指先を受け入れる。

先端を摘まれ、カリカリと引っ掻かれると、目の前にチカチカと火花が散る。

「んっ……。あぁ……っ!」

「いいわ、その調子よ」

エレノアはエルゼの顎をクイと上げると、約束した通り唇を塞いだ。

先程よりも深く、強引な口付け。

エルゼの舌にエレノアの舌を絡め吸い付きながら、車椅子のスイッチを操作した。

「んむぅ……っ!? んん……っ!!」

(お腹の奥が…っ!? ああ、でも、お姉様の舌も……!)

微弱だった杭のピストンが加速し、下から最奥を突き上げられる。

上からはエレノアに口内を蹂躙され、下からは凶悪な突き上げに曝され、さらにエレノアの指で敏感な部分を弄られている。

エルゼの身体は逃げ場のない快楽の濁流へと呑み込まれ、あっけなく果ててしまった。

「んんん……っ!! ん、む……ぅぅ……っ!!」

(あぁ! イッちゃう!! でもまだ……っ)

けれどそれだけでは熱は引かず、一層エルゼの身体は熱く昂る。

杭にピストンされながら、エレノアに敏感な場所を指先でくすぐられ、鋭い刺激が全身を駆け巡った。

「んっ……ふ、ぅ……。んんん……っ!!」

(もっと……お姉様、もっと……!)

エルゼの舌の動きが次第に激しく必死なものになっていく。

もはや羞恥よりも、一刻も早くこの苦しいほどの昂りから逃げたい気持ちが大きかった。

「んんっ……んむ……っ!」

(もう少し……もう少しで……っ!!)

ついにエルゼは激しく身体を痙攣させ、大きな絶頂を迎えた。

「んっ、あぁぁぁ……っ!!!」

ぐったりと力が抜けるが、エルゼの身体は止まらないピストンに合わせて身体が揺らされ、ビクビクと反応していた。

「あら、わたくしはまだ止めていいとは言ってないわよ?」

エレノアは耳元で囁くと、スイッチを操作し、振動・ピストン共に最大に設定する。

「あぁぁぁ!! もう、無理!! 壊れちゃう!! 許して……っ!!」

エルゼはエレノアの肩に縋り付き涙ながらに懇願する。

「いいえ、まだ駄目よ。発散しきらないと身体に毒だわ。ほら、まだこんなにも”穢れ”が残っているじゃない」

エレノアはエルゼの胸の先端を強く摘み、コリコリと、まるで潰すかのように強く刺激する。

「やっ……あぁぁ……っ!! 駄目! イク! イッちゃう!!」

「何度でも果てなさい、エルゼ。全部出し尽くすのよ」

「あぁぁ……っ!! いやぁぁ!!」

エルゼは絶頂の極地に至り、同時に透明な雫を下から噴き出した。

車椅子のシートに濃い染みを作り、ピストンに合わせ、雫がぴゅっぴゅっと無様に吐き出されていく。

エレノアは振動・ピストンを微弱に戻すと、愉悦に光った目を細めエルゼを見下ろす。

「あ……ぁ……。はぁ……ぅ。ん……っ!」

エルゼは虚ろな目で涎を垂らし、エレノアの腕の中で完全に脱力した。

温室を満たす催淫の甘い香りと、エレノアの深く毒のような甘い香り。

二つの香りに包まれ、エルゼは意識が落ちる。

「いい子ね、エルゼ。……さあ、穢れが全部落とされたかしら? ふふ。屋敷につくまでにわかるわね」

エルゼの目尻に浮かんだ涙を親指でそっと拭う。

エレノアは満足げに微笑み、ぐったりしたエルゼを再びベルトで拘束し、エルゼの口元をハンカチで拭った。

そしてゆっくりと車椅子を押し、またあの石畳の道を越え屋敷へと戻っていった。

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