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第二話

Auteur: 響優香
last update Date de publication: 2026-07-30 12:02:41

「さあ、行きましょうか」

アルベールよりも力強く、そして容赦のない手つきでエレノアは車椅子を押す。

ガタン、と石畳の段差を超えるたび、車輪と連動した杭がエルゼの最奥を無慈悲に抉った。

「あぁ……っ! く、うぅ……、お姉様……少し、速いです……」

「あら、そう? でも、早く行かないとお昼には萎れてしまうみたいなの。もしかして……エルゼはこの程度の刺激にも耐えられないほど、”淫ら”になってしまったの?」

「違い、ます……。大丈夫、です……」

エレノアは歩みを止めるどころか、わざと石畳の凸凹が大きい道を選んで進んでいく。

車輪が回るたび、エルゼの体内で杭が激くピストンを繰り返し、段差を超えるたび最奥を突き上げられる。

「んっ、く、うぅ……っ」

(我慢……我慢しなきゃ……っ)

我慢すればするほど身体に力が入り、無意識に杭を締めつける。

より異物感の増した杭から送られる、逃げ場のない快楽の奔流がエルゼを襲い、脳を灼き切っていく。

「ひ……あぁ……っ! や、んん……!!」

「駄目よ、エルゼ。大きい声を出してはいけないわ。庭師にでも見つかったら……それも”セレスティオ家の令嬢は治療器具で感じる淫乱”だとか噂されてしまったら……。使用人の噂は広がるのが速いの。すぐに他の貴族に知れて、地下牢へ入れられてしまうかもしれないわ」

「淫乱……、だなんて、そんな……っ」

エレノアはエルゼの耳元で囁きながら、その敏感な首筋に爪を這わせる。

恐怖と羞恥、そして抗えない身体の反応。

エルゼは涙で視界を歪ませながら、必死に唇を噛み締め声を殺そうとする。

けれど、ベルトで固定され熱を逃がすこともできず、ただただ”治療”という名の凌辱を受け続けるしかなかった。

やがて、生い茂る庭園の最奥。

木々に隠されるように温室が建っていた。

エレノアが、アルベールから贈られた温室だ。

「お姉様……ここが?」

「ええ。ここは、わたくしがアルベール様から頂いた温室よ。ほら、あそこに新しく植えた薔薇があるわ」

ようやく止まった杭のピストンに、エルゼは吐息を漏らしながらまともな呼吸を取り戻す。

「わ……ぁ……。綺麗な薔薇ですね」

「えぇ、とっても素敵な薔薇。香りも、格別に良いみたいだわ」

エレノアは指を棘で傷つけないよう、器用に薔薇を一輪摘み取り、エルゼの鼻先に薔薇を近づけた。

「……! 本当に良い香り……。甘くて……。私、この薔薇がとっても好きです!」

「そう、それなら良かったわ。……心ゆくまで楽しんで頂戴」

しばらくその香りを楽しんでいると、いつもとは違う疼きが下腹部を襲う。

始めは、先程までの「杭」の余韻かと思った。

しかしそれはもっと深く、内側から身体を甘く溶かされていくような、耐え難い感覚に襲われる。

「ん……っ、あっ……。お姉様……なんだか急に……身体が……っ」

その薔薇はエレノアがお抱えの商人に頼んだ特別な品種。

吸い込むだけで強制的に発情を促す、催淫の魔力が込められていた。

「どうしたの? エルゼ。そんなにお顔を赤くして腰まで動かして……。お口まで半開きになっているわ。もしかして、また魔力が昂り過ぎてしまったの?」

エルゼは薔薇の纏う魔力のせいで激しく発情し、体内にある杭の存在を感じながらも刺激が足りず、決して絶頂できない生殺しの身体を持て余していた。

少しでも快楽を得ようと身体を揺すろうとするが、ベルトのせいでそれも叶わない。

「お姉様……苦しい……助けて下さい……っ」

「あらあら、可哀想なエルゼ。呪われた魔力が昂ぶってしまったのね。いいわ、わたくしが”浄化”を手伝ってあげる」

エレノアは車椅子のスイッチにその細い指をかけ、振動・ピストンを微弱に設定する。

「んっ……んぅ……」

(もどかしい……っ、でも、お姉様が手伝ってくれる……)

弱すぎる新たな刺激に、エルゼはさらに煽られる。

絶頂の淵まで追い詰められているエルゼにとって、それは最大の拷問だった。

快感に翻弄されていると、エレノアがエルゼのブラウスのボタンを一つずつ外していく。

「お、ねえさま……っ! こんな場所で何を……っ」

「浄化を手伝ってあげると言ったでしょう? 大丈夫、ここは庭園の最奥にあるわたくしの所有する温室。許可がない限り誰も来ないわ。それに……」

エレノアは、薄い布地の下で硬く尖ったエルゼの先端を、鋭い爪先でピンと弾いた。

「ああぁぁ……っ!!」

脳髄を突き抜けるような甘美な刺激。

それだけでエルゼの意識は一瞬、真っ白に弾けた。

ベルトで固定されたまま背を反らし、無防備に胸を突き出す形になってしまったエルゼ。

その尖りを、エレノアは慈しむように摘みながら、爪の先でカリカリと引っ掻く。

「や、あぁぁ! お姉様! そこ、だめぇ……っ!!」

「ふふ。駄目じゃないわ。これも”治療”でしょう? 魔力が昂り過ぎたらこうして末端からも発散させてあげないと、エルゼが壊れてしまうわ」

「あぁ……っ! でも……でもっ……!」

「そうね。普通なら魔力を吸い取れば良いだけ。でも、こんなに昂ぶってしまう”ふしだら”なあなたには、こうするしかないのよ」

「そんな……、そんなぁ……っ。んんっ……!!」

己の淫らさを指摘され羞恥で顔が赤く染まるエルゼ。

しかしその言葉さえも、今のエルゼには甘い劇薬でしかなかった。

「そうね、そう言われてもエルゼにはわからないわよね。実際に少しだけ魔力を吸い出してあげましょうか? そうしたら、わたくしの言っている意味もわかる筈だわ」

「はぁ……はぁ……おねがい、します……おねえさま……」

エレノアの言葉を疑うわけではないが、エルゼは自分が”ふしだら”だとは認めたくなかった。

魔力を吸い出して貰えば楽になれるはずだと自分に言い聞かせ、エレノアの動きを身体を疼かせながら待っていた。

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    カイルが立ち去り、扉が閉まったのを合図に、アルベールはゆっくりとベッドに歩み寄る。そこにはまだ目隠しをされ、すべての穴を塞がれたまま、必死に腰を振るエルゼがいた。「さて……余計な観客はいなくなったね、エレノア」「ええ、お帰りなさい、アルベール様。エルゼは貴方の帰りを首を長くして待っていましたのよ? ……ねえ、エルゼ。アルベール様がお帰りになったわ」エレノアがエルゼの耳元で甘く囁き、口を塞いでいた杭のベルトを緩めて外す。解放された口から熱い吐息と共に、限界まで溜め込まれた快楽の残滓を吐き出す。「あっ……あぁ……っ! お、にいさま……おかえり、なさい……っ。あぁ……! からだが、あついの……たすけて……っ!!」エルゼはこの日、ずっと絶頂を許されず、ただひたすら沸騰直前まで昂ぶらされていた。震える手で声のする方向へ手を伸ばし、アルベールの服を掴むと縋りつくように絶頂を強請る。「ああ、素直ないい子になったね。僕がいない間に、随分と毒が溜まってしまったようだ。すぐに浄化してあげるから安心して」アルベールはエルゼの頭を一撫でして後ろに回り込むと、その細い腰を強く引き寄せ、後ろの秘孔に装着されていた無機質な杭を引き抜く。「うっ……あぁ……っ!」引き抜かれた時に腸壁を擦られ、身悶えるエルゼ。そして、物欲しそうにヒクヒクと蠢く後ろの穴。アルベールは自身の熱く、硬い質量をそこへあてがった。「あっ……おにいさま……はやく……っ、はやくほ

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