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第23話

Auteur: ASAMI
last update Date de publication: 2025-12-27 07:53:14

「雪羽」

突然、あたしの横を通る柊に話しかけられ、ドキリと体が跳ねると同時に冷や汗が流れた。

クラスの女子達の視線が、一気にあたしに集まる。

周りの視線も気になるし、柊に急に声を掛けられたしで固まっていると、柊は困ったように笑い、あたしの前を指差した。

「前、進んでる。次雪羽の番」

「え? あ、ああ。あたしの番ね。ハハッ」

ぎこちなく足を進め、先生に用紙を渡してから身長をはかるバーに背中をつけて顎を引いた。

頭の上に小さな板みたいなのが下りてきて、「はい、158センチね」と先生の声がする。

……158センチか。

中2から止まってる……。

もう伸びることはないかもしれない……。

「158センチ? 全然伸びてないじゃん」

先生の声が大きいせいで、少し離れたところにいる柊にまで聞こえていたようだ。

ハハっと柊に笑われ、あたしは頬を膨らませる。

「いいよね~男子は身長がよく伸びるからさ~」

あたしが口をへの字に曲げて言うと、隣のマキが大きく手をあげた。

「あたしも身長伸びてましたけど」

「え~!? マジで!? 羨ましい」

「俺も伸びてた」

「ハルも!? 嘘だ‼ 何センチ!?」

「俺175」

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