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4-18

Auteur: 酔夫人
last update Date de publication: 2026-04-29 07:04:55

「アレを使えば俺でもインスタントラーメンを作れるから桔梗は寝て……」

「多分、無理ですよ」

思わず被せ気味に否定してしまい、言った直後に自分でも少し反省する。落ち着こう、まずは蓮司さんの空腹を満たさないと、この先のことも何も進まない。

それに、実際問題として無理なのだ。

タッパーに名前を書いて管理する文化といい、インスタントラーメンの存在といい、名家と呼ばれる桐谷家の実態は一般的なイメージとは少し違う。しかしそれにはきちんと理由がある。

桐谷家とその一族には、冗談では済まされないレベルで「まずい料理しかできない」という、ほとんど呪いと呼んで差し支えない特性があるのだ。

.

蓮司さんが言っている“アレ”とは、朋美さんが最近購入した、電子レンジでインスタントラーメンを調理できる便利グッズのことだ。

今日の午前中、まさに今の蓮司さんと同じように意気込んだ朋美さんが、きっちりと材料を揃え、説明書を熟読し、手順通りに準備を進めていたのを私は見ていた。水の量も時間も正確、工程にミスは一つもなかった。それなのに。

「温めてスープの粉を入れようとしたのですが、そのスープの袋が調理台の上から消えていた
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    last updateDernière mise à jour : 2026-03-27
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    last updateDernière mise à jour : 2026-03-26
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