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第1091話

Auteur: 栄子
それから、しかたなく輝は、毎日を淡々と過ごす中ただ、カレンダーをめくり、一日一日を数えていくのだった。そして、この10ヶ月間、彼は様々な夢を見た。

良い夢もあれば、悪い夢もあった。

その度、朝目を覚ますと、輝は無意識に隣に手を伸ばすのだった。

しかし、いつものように冷たさに触れると、彼の心には静かな悲しみが広がった。

つっきの出現は、輝に希望を与えると同時に、大きな不安も抱かせた。

なぜつっきだけが戻ってきたのか?

音々に何かあったんじゃないか?

しかし、どれだけ心配でも、輝は尋ねることができなかった。

彼は答えを聞くのが怖くって、耐えられる自信がなかったからだ。

......

しばらくして、輝が落ち着きを取り戻したのを見て、祐樹は音々が残した手紙を輝に渡した。

つっきは彩に連れられて二階で寝ていた。

輝は手紙を手に、一人で裏庭へ向かった。

そして、裏庭のガゼボに座り、ゆっくりと手紙を開いた。

【輝、10ヶ月ぶりだね。元気にしてる?

兄がつっきをあなたのところに連れて行った時、きっとあなたは泣いたんでしょうね。いや、もしかしたら、この手紙を読んでいる今も泣
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